試合を始める時に、アップダウン?と聞いているのをテニスコートで聞いたことはありませんか?
プロの試合で聞くことはありませんが、近くのテニスコートでみていると聞くことがあります。何を表しているのでしょうか?
テニス アップダウンは何を指している?
テニスの試合は、サービスをレシーブにネットを挟んで分かれます。その時に、どちらのサービスで試合を始めるのかを決める方法が必要です。
プロの試合では、試合前にネット挟んで審判がコイントス(コインを空中に投げて裏表で決めます)する場面を目にすることが多いと思います。
グランドスラムなどでは、子どもがコイントスを行うこともあり、緊張した試合前の微笑ましい場面であったりします。
さて、プロの試合ではなく、私達が試合をする時にアップダウン(アップ・オア・ダウンということも)と聞いて、ラケットを回して試合を始めることが多いです。
アップダウンは何に使っていますか?
ラケットの面がアップなのか、ダウンなのかによって最初のサービスの選択権を決めているのです。
ラケットのグリップエンドにはそれぞれのメーカーのブランドマークがついています、ブランドマークが正しい向きになる面を一般にアップといいます。ブランドマークが逆さになる面をダウンと云います。
ラケットをくるくると回して、コートに倒れた時にアップ面が上に来ているか、ダウン面が上に来ているのかを利用してサービスを選択するかレシーブを選択するかの選択権を決めているのです。
テニスではサービスは、自分から始まるショットなので、有利な状況から始めることが出来ると考えられます。試合を始めるにあたりどちらがサービスを選択するのかを
最初にアップかダウンを宣言してもらい、ラケットを回します、宣言が当たったらサービスからはじめるのか、レシーブから始めるのかの選択権を得ることが出来るのです。
ラフスムースって何?
昔々、といってもラケットがまだ木で作られていた時代(1980〜年頃?)には、ラフスムースと云う単語がアップダウンと同じ意味で使われていました。ラケットの両面を区別するために単語です。
ラケットに張られたガットに、飾りガットがつけられてることが多く、飾りガット(多くは赤い糸でした)の巻き方でラケットの面を区別していたので、ラフとスムースが使われていました。
現在では、飾りガットが使われることは無く、ラケットの両面を区別するために、グリップエンドのブランドマークが使われるようになり、アップダウンが一般的になっています。
ラフ 飾りガットが凹凸に見える面
スムース 飾りガットが平滑に見える面
のこと指していました。
コメント