テニスを見てると、サーブから試合がはじまり、ラリーなどがありポイント毎に進んでいきます。
それぞれの動きにはルールがあります。初めての方にもわかりやすく解説をしてみました。
テニスのルールを紐解くシリーズです。
テニスでサーブ(サービスとも呼びます)から試合が始まりますが、サーブってなんでしょう?
(ちなみに、サービスもサーブも同じ意味で使われます。)
テニスサーブ(サービス)とは?
プレーヤーが試合で最初に打つショット(ラケットで打つこと)をサーブといいます。
つまりテニスの試合は、サーブから始まります。(当たり前のこと言ってます(^_^)、では、そのサーブの定義ってなんでしょうか?
サーブは「頭上にテニスボールを投げ上げて地面にバウンドするまでの間にラケットで打」たなければなりません。
空中に投げ挙げることをトスとかトスアップと言います。
トスアップされたボールをラケットで打つ、サーブを打つことで試合が始まります。
なぜ、サーブと呼ぶようになったのでしょうか?
テニス原型「jeu de paume」(ジュ・デェ・ポウム)の発祥のフランスでは、最初のボールをservant(召使い)が投げ入れていたから、とも言われています。
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テニスは紳士淑女のスポーツ、なんて昔言われて言いましたが、テニスは欧州貴族の間で広まった歴史があるのもその理由の一つです
サーブは、地面にボールが落ちるまでにラケットで打てば良いので、スマッシュのように頭の上で打つだけでなく、下から打っても良いのです。
プロでも下からのサーブ(アンダーサーブ)を使うこともあります。
ニック・キリオス選手、いろいろなトリック的な動きをする選手で見てて面白い選手です。こういう選手は珍しいので、覚えておくとプチ自慢できます。
動画の中では、我らの錦織圭選手もニック・キリオス選手相手に、アンダーサーブを仕掛けていますよ
サーブ コートのどこから打つ?
もちろん、コートでサーブの打つ位置は決まっています。
テニスコートの外(ベースラインの後方)のセンタからサイドラインの間から、コートの対角線にあるサービスボックスにボールを直接入れます。(入れる:バウンドさせるの意味)
文字で書くとなんだか分かりにくいですが、動画をご覧ください
みなさん、よく見てる当たり前の図です。サーブからゲームが始まります。
通常のゲームでは、最初のポイントはサーバーはネットに向かって右側(デュース サイド)から、サーブで始めます。
次のポイントではネットに向かって左側(アドバンテージサイド)からサーブをします。
動画のフェデラーはアドバンテージサイドからサーブを打っていますね。
こうして、デュース サイド・アドバンテージサイドから交互にサーブをしていきます。
ネットを挟んで行うスポーツ、バレーボール、卓球、バドミントンは交互にサーブをします、多くはテニスを原型としていることもあります。
サーブ 失敗したら
サーブがサービスボックスに入らなかった場合をフォールト(失敗)と呼び、サーブは1回は失敗が許されており、もう一度サーブを打つことが出来ます。
最初のフォールトは、もう一度打てます。
フォールトにはサービスボックスに入らなかった場合やネットを超えられなかった場合、サーバーがエンドラインを超えてサービスをした場合(フットフォールト)などがあります。
フットフォールトは審判が判断するので、選手はフットフォールトに納得いかなくて、審判への抗議につながることがあるよ
2回続けて失敗した場合をダブルフォールトと言い、ポイントは相手側にはいることになります。
サーブの種類 打ち方は?
サーブの種類は、ボールに与える回転方向や回転数で種類分けられるます
主なものは
フラットサーブ
ボールの回転が少なく、ボールの軌道は直線的になるのでネットを超えてサービスボックスに入れにくいが、スピードを出すことが出来るサーブです。
スピンサーブ
ボールの回転が、進行方向の回転をボールに与えて打つサーブ。
進行方向の回転では、ボールは下向きの力を受けて、落差を持った軌道になります。
そのため、ネットを超えて落差の大きい軌道をとおるため、確実にサービスボックスに入れることができます。
また、回転数が大きいためコートでバウンドした際に高く弾んだり、回転方向によっては弾む方向が変えることもできなど多彩なサーブになります。
スライスサーブ
ボールの回転が横回転を与えて打つサーブ
横回転が主となるため、横に曲がる軌道をとおります。
コートでバウンドした際に横方向に跳ねると言うより滑るようにバウンドする軌道をとおります。
この3種類だけでは無く、回線の方向や回転数の組み合わせによって、スピード、軌道、バウンドが変化させることが出来るのです。
サーブのルールは?
日本テニス協会発行の「テニスルールブック2023」では
規則16 サービス
サービスのモーションを開始する直前、サーバーは、ネットに回かってベースラインの後方で、センターマークとサイドラインの仮想延長線内に両足とも入っているよう静止してたつ。
そのあと、サーバーはボールを手から空中へはなし、そのボールが地面に落ちる前にラケットで打つ。サービスのモーションは、ラケットがボールに触れた時か、空振りした時に終わる。片手しか使えないプレーヤーは、ボールをほうり投げるのにラケットを使ってもよい。
なるほど、ルールではこう表現するんですね。
まとめ
サーブから、試合がはじまる重要なものです。
トスアップしたボールが地面に落ちるまでに打つのがルールなので、意表を突いた緩いサーブもあります。
私は、サーブをサーバーがどのコースに打つかを想像しながら見ていると
このポイントはフォア側にうつかな? おお、選手と意見が一致!!
こんな瞬間が楽しいです。みなさんもいかがですか?
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