スポーツの試合、特にゲームを取り合う試合(テニス、バレーボール、卓球、バドミントンなど)では試合は、サービス(第1打)からはじまり、選手同士のラリー(打ち合い)での決着でポイントを獲得します。
テニスでは、ポイントを重ねてゲームを取得、ゲームを積み重ねてセット、セットを積み重ねてマッチとなっています、テニスを見て愉しむためにこうした基本のルールが分かっていると、余計楽しめます。
テニスのポイント、ゲーム、セット、マッチについて、分かりやすく解説します。
テニスポイント得点のルール
テニスの試合の基本は、ポイントを対戦相手と取り合うスポーツと言えます。
ポイント獲得の基本は、サービスから始まり選手同士がラリー(双方で打ち合うこと)を続け、1バウンド以内で返球出来なかった場合=2バウンドしてしまった時に、相手側がポイントを獲得します。
ポイントになるのは、①2バウンド以外にも、
②ネットに掛かってしまった、
③ボールが身体に当たってしまった、
④サービスを2回失敗した、
という状況でもポイントが入ります。
テニスゲーム獲得のルール
テニスのゲームは、ポイント4ポイント先取することで、ゲームを獲得できます。ポイントを4つ獲得することで、ゲームを取得します。
4ポイント獲得するのですが、3ポイントで同点になった場合には特別ルールが適用されます。
それが、デュースです。詳しくはこちらから
デュースになると、なかなか決着が付かないと思われますが、2ポイント差をつける=2ポイント連続で獲得する ので、そこまで長くはなりません。
テニスセット獲得のルール
テニスのセットはゲームを6つ、6ゲーム先取すると1セット獲得になります。
ゲームのデュースと同じ考えで、5ゲーム同士になるとそのセットの決着は2ゲーム差が付くまでの特別ルーツが適用されていました(過去形なのは、現在、一般的には行われてません)
2010年のウィンブルドン1回戦で行われたアメリカのジョン・イズナー選手とフランスの二コラ・マウ選手の試合では最終セットのゲームカウントは70-68という、とんでもない数字になっています。実に最終セットだけで138ゲームも行われた事になります。
こうした長い試合は、選手にとっても疲労をもたらしますし、いろいろな問題を引き起こしてしまいます。
そこで導入されたのが、タイブレークです。
タイブレークについてはこちらから
テニスマッチ(試合の勝利)のルール
試合の勝利は、実施セット数の過半数以上を取った側が勝利します。
グランドスラムでは男子は5セットマッチで試合が行われるので、過半数以上の3セットを獲得が必要です。
グランドスラムについては、こちらから
グランドスラムの女子シングルス、女子ダブルス、混合ダブルス、車いす、については3セットマッチになります。
ATP(プロテニス協会)WTA(女子テニス協会)の主なツアー選手権については3セットマッチで行われています。
マッチを獲得=試合の勝利は以下の入れ子の関係になっています。
マッチの開始
セットの開始
ゲームの開始
4ポイント先取
ゲームの獲得
6ゲーム先取
セットの獲得
マッチセット数の過半数以上を獲得
で、勝利!となります
上記の関係が基本となるので、これを押さえておきましょう。ただし、リンクにもあるように、デュースやタイブレークと言った、例外的な対応もあります。
例外的な対応については、発生する条件が決まっていますので、その条件を理解すれば、テニスの試合を見た時に、楽しめると思います。
コメント