グラスコートシーズンがやって来ました、クレーコートの全仏オープンが終わり、芝コート(グラスコート)のウィンブルドンまでの期間はグラスコート、天然芝コートでの大会が続きます。
芝コートにまつわる、話題を集めてみました。
芝コートの大会であるウィンブルドン(全英オープン)の有る現象から発生した、言葉についても調べてみました。
芝コート(グラスコート、天然芝コート)、得意な選手は誰ですか?
芝コートの特徴は、低いバウンド、早い球速が大きな特徴です。
低いバウンド、速い球速という、特徴を最大限に活用するためには、速く強いサービスが重要です。 ロジャー・フェデラー、ノバク・ジョコビッチ、両選手はグラスコートの勝率が80%を超えています。
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グラスコート(天然芝)が得意な選手をみてみると、強いサービスを持っている事が特徴としてあげられます。また、天然芝は踏まれる事で表面がはげてくるなど表面の状態の変化が激しく、それに伴ってイレギュラーも多くなります。ラリーを続けるより、短いラリーで勝てる攻撃型の選手(サー日ブ&ボレー)が上位に上がってきています。
ただ、サーブ&ボレーを基本とした選手が得意と言われてきましたが、ラケットの進化などグラスコートでもラリーを繋いで行く選手も勝てるようになってきています。
グラスコートの特徴、表面、素材は
グラスコートの表面(サーフェース)は天然芝です。天然の芝なので管理には手間がかかります。また、使用されていくうちに芝が踏み固められて枯れてしまう事も。
ウィンブルドンの中継を見ていても、決勝戦では、エンドライン付近が茶色く芝が禿げているのがわかると思います。
このため、グラスコートではイレギュラー(不規則な)バウンドが起こりやすくなります。
芝生を短く刈っていることから、テニスボールに接する表面は滑りやすく、バウンドは低くなります。
天然芝コートの素材は、植物ですから他のサーフェースの素材とは違って、生育していくので、日々の手入れ、管理が必要となります。
芝刈り:夏場の芝はどんどん成長するので、芝刈りが欠かせません、
転圧(ローラー):芝が成長すると、葉と一緒に根も伸びます。土の中の根が成長すると柔らかくなっていきバウンドしなくなってきますので、上から押さえつけるように圧をかけます。
ライン引:毎日芝を刈るのでペイントしたラインも消えてしまいます。
参考
テニス ウィンブルドン現象とは、由来、マレー?
グラスコートの聖地であるウィンブルドンの名前を冠した現象を知っていますか?
「ウィンブルドン現象」(ウィンブルドン効果)です、テニス ウィンブルドン(全英オープン)大会であらわれた有る事をさしています。
ウィンブルドン(全英オープン)大会が、門戸を開いたことにより、参加者が拡大しテニスでは最高峰の大会とされていながらも、地元イギリス人に強豪選手がほとんどいなかった事に、なぞらえてつけられた言葉です。
転じて、外資系企業に国内市場を占領されながらも、市場の活性化が進むことです。1980年代のサッチャー政権時の金融ビッグバンによる金融規制緩和は、アメリカなどの海外勢が地元イギリスの金融機関を買収、金融市場を席巻しましたが、一方でイギリスの金融市場は国際的な競争力を持つことで発展しました。 引用:東海東京証券 金融用語集
じつは、この言葉が使われた当時1980年代以降では、ティム・ヘンマン、アンディー・マレー両選手が登場するまでウィンブルドン(全英オープン)大会でイギリス人の強豪選手はなかなか現れなかったのです。
金融界隈で、自国の企業が外資系に買収されてしまっていても、市場として発展している事をウィンブルドン現象と呼びました。
しかし、実際にはウィンブルドン選手権(全英オープン)では、ティム•ヘンマンが、1990年後半から2000年にかけてベスト4に進出しましたし、アンディー•マレーは2013年についに優勝を飾るのでした。1936年のフレット•ペリー以来の優勝でした。
門戸を開放したことにより、外来勢が優勢となり、もともとの地元勢が淘汰される劣勢となる事をさします。
自由経済下で、市場としては多数の参加により隆盛を誇っているが、元々その場にいたもの、地元の参加者が本来得られたものが得られないなったり買収や淘汰される事を表す言葉としていろいろな場で使われています。
スポーツの世界では、日本の大相撲でも言われています。
日本人以外の外国人の力士の参加で、多彩な相撲が見られるなど相撲興行は盛んになったけれども、地元の日本人の活躍する力士特に横綱がなかなか現れない現状を示してもいます。
まとめ
グラスコートシーズンの到来
全仏オープンの終了と共に、グラスコートシーズンが始まり、ウィンブルドンに向けて天然芝コートでの試合が続きます。グラスコートは低いバウンドと速い球速が特徴で、強力なサービスが成功の鍵です。特にロジャー・フェデラーとノバク・ジョコビッチはグラスコートでの勝率が80%を超えています。
ウィンブルドン現象(ウィンブルドン効果)
ウィンブルドン大会の開放により、地元イギリス人以外の参加者が増え、最高峰の大会とされていますが、強豪選手が少ないことから「ウィンブルドン現象」という言葉が生まれました。これは、外資系企業が市場を占領しながらも市場が活性化することを指し、スポーツや経済の世界で広く使われています。例えば、大相撲では外国人力士の参加が増え、興行は盛んになりましたが、日本人横綱が現れにくい状況を指しています。
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