テニスは、サーブから試合がはじまり、ラリーなどがありポイント毎に進んでいきます。ゲームを取り合ってセットを獲得した選手が勝ちますが、それぞれの動きにはルールがあります。テニスのルールを紐解くシリーズです。
今回は、ダブルスのルールを調べてみました
テニス ダブルス のルール
テニスでは、1対1で試合を行うシングルスと、2対2で行うダブルスがあります。1対1の試合では、それぞれのプレーヤーが交互にサービス、レシーブを行うことは、直感的にわかりますが、ダブルスにはちょっとした難しがあり、そのためのルールも異なります。
まず、ダブルスとシングルスの違い、テニスコートの広さが違います。
ダブルスのサイドラインは赤い線(外側)シングルスのサイドラインは緑の線になります。しかしサービスを入れるサービスボックスは同じ広さにです。
チームのプレーヤーの二人は、コートのどちらのサイド(ネットに向かって右側をデュースサイド、左側をアドバンテージサイドと呼びます)にはいるかを決め、セットの間は変更できません。
テニス ルール ダブルス サービスやレシーブの順番は?
2対2で行うダブルスでは、チーム内でのサービスの順番を決める必要があります。その試合の第1ゲームでサービスをするチームは、チームのどちらのプレーヤーがサービスをするかを決めます。
同じように、第1ゲームでレシーバーになったチームは、第2ゲームが始まる前までにどちらのプレーヤーがサービスをするかを決めます。
第1ゲームでサービスをしたプレーヤーのパートナーは第3ゲームでサービスをし、第2ゲームでサービスをしたプレーヤーのパートナーが第4ゲームでサービスをします。
この順番は、そのセットが終わるまで続きます。
ABペア vs XYペア の試合の場合(コートチェンジは考慮しない)
ゲーム開始時 | サービス | レシーブ |
1 | A | X |
2 | X | A |
3 | B | X |
4 | Y | A |
5 | A | X |
6 | X | A |
7 | B | X |
8 | Y | A |
サービスは、ゲームの間、同じプレーヤーがします。
サービス側のチームのサービスをするプレーヤー(サーバーと呼びます)はポイント毎にサイドを交代します。同時に、チームのパートナーもサイドを変更しながらゲームを行います。
レシーブ側のチームは、決めたサイドで交互にレシーブを行います。
ルール コートチェンジ
コート(エンドとも呼びま、ネットのどちら側か)は、奇数ゲームが終了した時に交代します。
シングルスでもダブルス同じに、1ゲーム、3ゲーム、5ゲーム、7ゲーム、9ゲーム・・・と奇数ゲームが終わる時にエンドを交代(コートチェンジ)します。
シングルスは2人しかプレーヤーがいませんから、分かりやすいですね、
しかし、ダブルスは4人プレーヤーがいます。コートチェンジとサービス・レシーブの交代があわさってくるので落ち着いて行いましょう。
テニス ダブルス ルール タイブレークはちょっと複雑?
通常のセットでは、サービスとレシーブの順番は上記に従って交互におこないますが、タイブレークになると、ちょっと複雑になってきます。
複雑と言っても、交互に打つと言った基本は変わりませんから、ぜひ、記憶にとどめておきましょう。
まず、タイブレークはゲームとは違うカウント方法で行いますよね。1.2.3.4.とポイントを数えていきます。
ABペアvsXYペア
ABペアのサービスから始めたの場合で
ゲームカウント6−6でタイブレークに入ります。
サービスは次のサービスである選手Aがデュース(フォア)サイドのサービスでタイブレークは始まります。
次のポイントは、サービスはXがアドバンテージ(バック)サイドから。
2ポイントずつなので次のポイントもサービスはX、デュース(フォア)サイドになります。
次のポイントはサービスがABペアに交代し、Bがアドバンテージ(バック)サイドからになります。
2ポイントずつなので、次のポイントはBがデュース(フォア)サイドからになります。
その上で、ダブルスは4人が交互にサービスをするので、複雑にみえます。
- サービスは1ポイント目、3ポイント目、5ポイント目と奇数ポイントでサービスを交代
- サービスの交代は、4人で順番に
- 6ポイント毎にコートチェンジ
- ペアのサイドはセット内では固定なので、リターンサイドは変わりません
この基本ルールさえ押さえておけばダブルスのタイブレークもOKです。
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