ジョコビッチ、フェデラー、ナダルを始めとしたテニス界のTOPで活躍するスーパースター達は、一流のマネジメント会社と契約しています。そして、各選手毎にその特徴を打ち出し国際的なマーケティング戦略に基づいて、PRの場としてWEBサイトを活用しています。一方で、選手個人が管理するTwitterでは普段見ることのできない、選手たちのプライベートや素顔が垣間見ることができます。
🎾本記事のサマリー
1. ノバク・ジョコビッチ/Novak Djokovic
オフィシャルサイト
・特徴:王者ジョコビッチにはやや相応しく無いシンプルすぎるのですが、一方でジョコビッチらしくやや地味なデザインとも言えます。モバイル専用のジョコビッチ公式アプリも展開しています。ジョコビッチのマネジメントは、4年間在籍したCAAスポーツとの契約が終了後、現在はIMG社が担当しています。
・月間PV(推定):1,381,000PV
・回覧地域:1位 セルビア(24%), 2位 アメリカ(9%),3位 イギリス(8%), 4位 カナダ(7%)
ファンサイト

http://novakdjokovicfanclub.com/ ジョコビッチ本人もコメントを寄せるなど公認プロジェクトとして活動しています。
SNS
Amazing athletes, energy and pride we all share with each other promoting the best of the game = @Olympics ❤️💪 pic.twitter.com/PqH1ReNMVA
— Novak Djokovic (@DjokerNole) 2016年8月7日
2. ロジャー・フェデラー/Roger Federer
オフィシャルサイト
・特徴:正に王者のウェブサイトといった感じです。フェデラーのテーマカラーのゴールドで彩られたシンプル且つ上品なデザインです。ヘッダー右上部には2005年よりアンバサダーとなったROLEXのタイムウォッチが表示されています。このサイトからも分かる通り、フェデラーのブランディング戦略はコンセプトが一貫しています。
全てのプロダクトやサービスには、その名を冠したRFロゴがあしらわれ、彼の持つエレガントなイメージが正確に反映されています。フェデラーの国際マーケティングは、自身のマネジメント会社Roger Federer Management社とIMGの副社長の座から独立したトニー・ゴトシック氏が共同で管理しています。
・月間PV(推定):3,715,000PV
・回覧地域:1位 アメリカ(13%),2位 イギリス(11%),3位 スイス(8%),4位 フランス(6%)
ファンサイト
SNS
Can’t believe it’s been 15 years today. Still my favorite match of all time. pic.twitter.com/2DWPY6G1yx
— Roger Federer (@rogerfederer) 2016年7月2日
3. ラファエル・ナダル/Rafael Nadal
オフィシャルサイト
・特徴:ナダルのアイコンであるスペインの闘牛をイメージしたブルマークと黒い背景に映えるクレーで戦うナダル。シンプルながら、ナダルの力強さが伝わります。TOP画像下のメモリを動かせば、2004年のプロデビュー以降のナダル軌跡が全て見られます。ナダルのマネジメントはかつてのIMGから独立し、現在はモナコ(モンテカルロ)にあるPRエージェンシーB1PR社が担当しています。
・月間PV(推定):8,000PV
・回覧地域:1位 アメリカ(16%), 2位 スペイン(10%), 3位 メキシコ(8%), 4位 アルゼンチン(7%)
ファンサイト
SNS
Un orgullo poder representar a #España en #Rio2016!!
Proud to represent #Spain in #Rio2016!! pic.twitter.com/CtnmwCem3o
— Rafa Nadal (@RafaelNadal) 2016年8月6日
4. アンディー・マレー/Andy Murray
オフィシャルサイト
・特徴:マレー持つ高い知性と先進性を感じられるような雰囲気のサイトデザインです。自身のテニス選手の傍らで、復数のビジネスにも噛んでいるマレーらしく、流行のITサービスのUI設計で非常に見やすいです。マレーが祖国スコットランドで経営するCLOMLIX HOUSE HOTELもPRされています。
2015年の全豪OPから採用されたマレーのイニシャルナンバーである「77」をイメージしたパーソナルロゴも光っています。マネジメント契約については、以前はCAA傘下のシモン・フラーのXIXエンターテイメントに在籍していましたが、現在はフェデラーやナダルらと同様に独立し、自身が2013年にロンドンに設立した 77 Management Limitedがマネジメントと資産管理を行っています。
・月間PV(推定):1,003,000PV
・回覧地域:1位 イギリス(55%), 2位 アメリカ(12%),3位 インド(4%),4位 カナダ(4%)
ファンサイト
SNS
Having a very Murray Christmas x pic.twitter.com/bI5sHUPcOx
— judy murray (@JudyMurray) 2015年12月25日
5. スタン・ワウリンカ/Stan Wowrinka
オフィシャルサイト
・特徴:今風のデザインで、トップのヘッダーがJavascript書かれた、変化に富んだアニメーションが綺麗です。また、これまで獲ったタイトルのカップが並べられていて、各タイトル毎の試合動画も観ることができます。
・月間PV(推定):24,000PV
・回覧地域:1位 スイス(28%), 2位 フランス(21%),3位 イギリス(11%),4位 日本(9%)
SNS
Thank @JetcraftCorp for making traveling fun and easy 👌🏻🙄😎👀💥🍿📱📸🎉🛩😘🐼🐻❤️ !! @normansweden pic.twitter.com/2NwukjLFrl
— Stanislas Wawrinka (@stanwawrinka) 2016年8月8日
6. 錦織圭/Kei Nishikori
オフィシャルサイト
・特徴:背景全体を大きな写真がスライドしていく、ダイナミックなインターフェイスが魅力的です。今年マイナーチェンジが加わって、更に洗練されたデザインになりました。ジョコビッチ同様に、モバイル専用の”錦織圭公式アプリ“も出ています。マネジメントはIMG社が担当しています。
・月間PV(推定):857,000PV
・回覧地域:1位 日本(90%), 2位 アメリカ(6%), 3位 フランス(3%), 4位 カナダ(0.5%)
ファンサイト
SNS
That feeling!!!https://t.co/Wv9PNgfSoY pic.twitter.com/oQKT53d9zA
— Kei Nishikori (@keinishikori) 2016年8月15日
7. ミロシュ・ラオニッチ/Milos Raonic
オフィシャルサイト
http://www.milosraonicofficial.com/がサーバーダウン中
SNS
The journey was fun, the progress was special, the next one will be better! #TeamMilos pic.twitter.com/K7to9yUj1c
— Milos Raonic (@milosraonic) 2016年7月12日
8. トマーシュ・ベルディ匕/Tomas Berdych
オフィシャルサイト
・特徴:まさに空気。その実力とは相反して、ネット内ではよく”空気”と揶揄されるほど存在感が薄いベルディヒ。彼らしくシンプルすぎて、グローバルナビゲーションすらなくサイト内部にはSNSへのリンクとスポンサー各社が載ってる程度です。ベルティ匕はトップ選手の中でも、ブランディング戦略が極端に弱い選手で、勿体無いです。
・月間PV(推定):NA
・回覧地域:NA
ファンサイト

http://www.tomas-berdych.net/ 公式サイトより、ファンサイトの方が情報が濃いです。
SNS
16.7.2015 #magicaldate with my 👼🏼 @EsterSatorova ❤️ pic.twitter.com/p3kzj8773l
— Tomáš Berdych (@tomasberdych) 2016年7月16日
9. ジョーウィルフリード ツォンガ/Jo-Wilfried Tsonga
オフィシャルサイト
・特徴:数あるTOP選手の公式サイトの中でも、特にデザイン性に優れています。マネジメントはIMG社が担当しています。
・月間PV(推定):NA
・回覧地域:NA
ファンサイト

http://www.jowilfriedtsonga.com/ マレーらのファンサイトともパートナシップを結んでいます。
SNS
Merci pour votre soutien aujourd’hui encore !! Thank you for your support ✨👍🏾 #Wimbledon #TSONGATEAM pic.twitter.com/51kscK8pES
— Jo-Wilfried Tsonga (@tsonga7) 2016年7月3日
10. ダビド フェレール/David Ferrer
オフィシャルサイト
公式サイトはリンク切れ…
ファンサイト
SNS
Le tuve que pagar la clase! 😩@delpotrojuan pic.twitter.com/ZIYtfWPH1b
— David Ferrer (@DavidFerrer87) 2016年6月25日
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