競技の枠を越えた栄誉。
スポーツ界のアカデミー賞”ローレウス世界スポーツ賞”を詳しく紹介します。
ローレウス世界スポーツ賞
スポーツ界のアカデミー賞と呼ばれる権威あるアワード
ローレウスワールドスポーツアワードは、年間を通じて最もスポーツに貢献した選手個人、団体を表彰する賞です。1999年にローレウスがダイムラー、リシュモングループ、メルセデス・ベンツ、IWCの4社のグローバルパートナーの資金協力を得て設立されたました。
最初のセレモニーは2000年の5月にモナコのモンテカルロで開催されました。公平な審査をきすため、審査をするローレウスアカデミー会員はプロのスポーツ編集者、記者、報道などから構成されています。
ローレウスとは
ローレウスは「ローレウス・ワールド・スポーツ・アカデミー」「ローレウス・スポーツ・フォー・グッド財団」「ローレウス・ワールド・スポーツ・アワード」の3つから構成されています。ローレウスの理想を映すこれら3部門を柱に、スポーツの力を利用しながら、社会的な改善を推し進め、スポーツの素晴らしさを世に広めています。
表彰部門
- 年間最優秀男子選/Laureus World Sportsman of the Year
- 年間最優秀女子選手/Laureus World Sportswoman of the Year
- 年間最優秀チーム/Laureus World Team of the Year
- 年間最優秀復帰選手Laureus World Comeback of the Year
- 年間最優秀成長選手/Laureus World Breakthrough of the Year
【現】ローレウス・アカデミー会員
ローレウスアカデミー会員は55名で組織されており、会員は全てボランティアとして運営及びアワード選出に携わっています。テニス4名、ゴルフ2名、サッカー4名、バスケット1名、クリケット6名、水泳2名、陸上8名..と多岐にわたる世界中の競技出身者で構成されています。全体では、陸上、クリケット、テニス関係者が多い特徴があります。
テニス出身の会員(抜粋)
- ジョン・マッケンロー
- マルチナ・ナブラチロワ
- モニカ・セレシュ
- ボリス・ベッカー
2016年 ローレウス世界スポーツ賞
2016 年間最優秀男子選手 ノバク・ジョコビッチ(テニス)
ノバク・ジョコビッチが2012年、2015年に続く、2年連続3度目の受賞です。2015年シーズンのジョコビッチ、は全仏オープンを除く3つのグランドスラム、6つのマスターズ大会、ATPワールド・ツアーファイナルを含む11大会で優勝を飾り、82勝6敗という圧倒的勝率でツアーを支配し、キャリア最高のシーズンを送りました。
2016 年間最優秀女子選手 セリーナ・ウィリアムズ(テニス)
セリーナ・ウィリアムズは2003年、2010年に続く3度目の受賞でした。
2016 年間最優秀チーム All Blacks(ラグビー)
チーム賞はラグビーのワールドカップ(W杯)イングランド大会で初の2連覇を達成したニュージーランドが選ばれました。2000年から開始されたこのスポーツ賞でラグビーが受賞したのはこれで3度目です。2004年にイギリスが、2008年に南アフリカが受賞。
テニス選手から選出が圧倒的に多い
歴代の年間最優秀男子選手 9度(3名)
ローレウス年間最優秀男子選手が2000年に設立されてから、過去16年の歴史の中で9度も男子テニス界のその年のナンバー1選手が受賞しています。他の競技は、陸上が3回、F1が3回、ゴルフが2回と続きます。テニス界のスター、ロジャー・フェデラーの4年連続受賞は他に類を見ない記録で、全盛期のフェデラーの実績が如何に全スポーツ界で突出していたのかが伺えます。
- 2016:
ノバク・ジョコビッチ
- 2015:
ノバク・ジョコビッチ
- 2012:
ノバク・ジョコビッチ
- 2011:
ラファエル・ナダル
- 2008:
ロジャー・フェデラー
- 2007:
ロジャー・フェデラー
- 2006:
ロジャー・フェデラー
- 2005:
ロジャー・フェデラー
歴代の年間最優秀女子選手 5度(3名)
一方、女子テニス界からの選出も5度で陸上競技の8度に次ぐ、2番目に多い受賞回数です。セリーナ・ウィリアムズが長期間に渡って世界トップクラスで活躍していることがわかります。