フェデラー物語【第10章】「ジュニア時代のフェデラーとヒューイット」

ヒューイットの方が少しだけフェデラーより上手かった

ダレン・ケーヒルは13,14歳頃のフェデラーを見ていた人物です。

当時のフェデラーの練習を見て、ヒューイットと比較して興味深いコメントを残しています。

「彼はとても上手いけれど、私が南オーストラリアで教えていた子のほうが、もう少しだけ上手かった。その子がレイトン・ヒューイットだ。彼に比べると、ロジャーは全てにおいて自由奔放だったので驚いた。

フォアハンドはとてつもなく速いんだけど、ミスヒットが多い。特に、バックハンドは酷い…フットワークは雑でいい加減。確かに美しいフォームで、手と目がうまく連動し、あの年頃かあすでにコートで観客を惹き付ける魅力を持っていたが、丁寧にショットを打っていないことが多かった」-カコフスキー

世界ナンバーワンのへの道をしっかりと頭に描いていた

バーゼルで1990年代初めからフェデラーと関わりを持ち、その優れたポテンシャルを認めていたのは、ストロークを教えたセップリ・カコフスキーだけでした。

フェデラーの学習能力と意欲の高さを評しています。

「あの頃からロジャーは負けるのが大嫌いだったが、『敗けたくなければ、努力以外に道はない』という理解していた。6-1、6-1で勝った時は、どうやったら6-0、6-0で勝てただろうかと考えていた。

私はロジャーと親しかったが、非常に厳しく接っした。彼は他の子たちよりも身長は低く、華奢な体つきだったが、素晴らしいテクニックで多くの試合を制していた。長時間のセッションでかなりハードに練習させていたが、ロジャーはその後また、相手を見つけて打ち合ったり、壁打ちしたりしていた。

そして『ナンバー1になるんだ!』と言っていたが、誰も信じていなかった。スイスのテニス界で大スターになると思っていたが、彼は世界一になると言っていた。13,14歳頃に同じように言う子も他にいたが、彼はしっかりと頭の中に思い描き、その実現に向けて練習を惜しまなかった。」-カコフスキー

 

>>第11章へつづく<<

 

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