「未来の世界No.1」ドミニク・ティエム 錦織次世代の筆頭選手【Wiki】

ドミニク・ティエム_テニス_Dominic Thiem

1. ドミニク・ティエム プロフィール

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実力だけではなく、フェデラー以降世界1位に求められる”人間性”=”王者の資質”も兼ね備えている

錦織の次世代、U23世代の超期待の新星

ドミニク・ティエムはオーストリア出身。現在若手の中で成長著しい選手です。

2012年にプロデビューし、現在23歳で既にツアータイトルは8勝、全仏オープン2016ベスト4、世界ランク最高7位の実績を残しています。A・ズベレフ、T・フリッツ、N・キリオスらと共に錦織以下の次世代(U23世代)を担う有望な選手の中でもティエムは頭一つ飛び抜けています。

また、コート外の振る舞いは謙虚で素晴らしく評判の良い好青年としても有名。自身のfacebookページに自ら試合結果などを頻繁に投稿しています。趣味はサッカーとスキージャンプ。

 

 

2. プレーススタイル・強み・特徴

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ダイナミックなフォームと攻撃的なテニスで果敢に攻める

プレースタイル:オフェンシブなアグレッシブベースライナー

ベースラインから大きなテイクバックからのフォアハンドと直線的なバックハンドの強打を武器としながら、攻めにも守りにも強いスタイル。ハマっている時は、Big4相手でもベースライン上から強烈なストロークでウィナーを量産します。その豊富な運動量に裏打ちされた攻撃的なテニスは、クレーコートで最大の強さを発揮します。

強み1:ダイナミックなストローク

フォアハンドはダイナミックなテイクバックが特徴で、トップスピンがかかった強烈な球を打ちます。2016年の全仏オープン準決勝では、ノバクジョコビッチ相手に果敢に攻め続け、ウィナーを量産し鮮烈な印象を残しました。

バックハンドはシングルハンド。元来、両手打ちでしたが、より攻撃的にダウンザ・ラインを狙うために、コーチのアドバイスで片手打ちへチェンジしています。現在では、厚いグリップで両手に負けない力強さがあります。一般的にフェデラーを始めとするシングルバックハンドの弱点と言われる高く跳ねるスピンボールに対しても、苦にせず打ち返すことが可能です。台頭する若手選手の中では、片手バンクの使い手は珍しいです。

「僕の片手バックは、スピンとスライスの打ち分けができるし、リーチも長いのが強みだと思っている」-D・ティエム

強み2:サービス

サービスは最速233キロですが、特にアドバンテージサイドでの1stではスピンサーブを打つことが多いです。サービスでもポイントを取れる強烈な武器と言えます。

強み3:フットワーク

フットワークが非常よくスタミナも兼ね備えています。フェデラーの様な華麗なフットワークではないものの、運動神経の良さを感じさせる動きの良さと、リズム感の良さは将来性を感じます。

強み4:強靭な肉体

これまで他選手より多くの試合に出場しながらも、一度も大きな怪我に悩まされることなくキャリアを着実に築いてきました。

 

3. キャリアストーリー

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2017年2月現在、早くもツアー8勝目を上げている(ラオニッチとタイ)

ジュニア~2014年 世界ランク39位へ

テニスコーチの両親のもと6歳でテニスを始め、2011年全仏オープンのジュニアシングルスで準優勝。2011年全豪オープンジュニアダブルスベスト8。2011年全豪オープンジュニアダブルスベスト4。ITFジュニアランキングでは世界2位を記録。

そして、2014年からチャレンジャー大会を卒業し、ツアー予選に積極的に参加。全豪オープンで予選を勝ち上がり4大大会初出場。同年のマドリード・マスターズでは世界3位のワウリンカに1-6、6-2、6-4で勝利、初トップ10選手からの勝利を飾りました。1年でランキングを100位も上昇させ、年間最終の世界ランキングは39位

2015年:世界ランク20位へ飛躍!

21歳にしてツアー3勝をあげ、年間最終の世界ランキングを20位とし飛躍の年としました。

■2015年ツアー成績

  • 1月 全豪オープン(GS):1回戦
  • 3月 マイアミオープン(MS1000):ベスト8
  • 5月 ニース・オープン(ATP250):優勝(1勝)
  • 5月 全仏オープン(GS):2回戦
  • 6月 ウィンブルドン(GS):2回戦
  • 7月 クロアチアオープン(ATP250):優勝(2勝)
  • 7月 スイス・オープン・グシュタード(ATP250):優勝(3勝)
  • 10月 全米オープン(GS):3回戦

2016年:全仏ベスト4!一気にTOP10選手へ

2016年は初のATP500のタイトルを獲得。全仏オープンでは準決勝まで進出し、優勝したノバクジョコビッチに2-6, 1-6, 4-6で敗れはしたものの、翌週の世界ランキング初のトップ10入りを果たし自己最高世界7位をマーク。22歳にして、世界6位の錦織圭に続くトップ選手の仲間入りを果たしました。

メルセデス・カップでは、芝のコートでロジャーフェデラーを3-6, 7-6 (9-7), 6-4の逆転で下し、今季5度目の決勝進出を決めました。そして、フィリップ・コールシュライバーを下しキャリア通算7勝目をあげました。年間最終ランキングは8位

■2016年ツアー成績

  • 1月 全豪オープン:3回戦
  • 2月 アルゼンチンオープン(ATP250):優勝(4勝)
  • 2月 リオオープン(ATP250):ベスト4
  • 2月 メキシコオープン(ATP500):優勝(5勝)
  • 3月 インディアンウェルズ(MS1000):ベスト16
  • 3月 モンテカルロ(MS1000):ベスト16
  • 4月 BMWオープン(ATP250):準優勝
  • 5月 BNLイタリア国際(MS1000):ベスト16
  • 5月 ニース・オープン(ATP250):優勝(6勝・2連覇)
  • 5月 全仏オープン:ベスト4
  • 6月 メルセデス・カップ(ATP250):優勝(7勝)
  • 6月 ウィンブルドン:2回戦敗退
  • 6月 ゲリー・ウェバー・オープン:ベスト4
  • 7月 オーストリア・オープン:初戦敗退
  • 7月 ロジャーズ・カップ:初戦棄権
  • 8月 シンシナティ・マスターズ:ベスト8
  • 9月 全米オープン:ベスト16
  • 12月 ATP・ツアーファイナル:初出場 RR敗退

2017年:TOP10に定着!2年連続の全仏ベスト4

2017年はTOP10を定位置にできるかに注目です。クレーシーズンでの活躍に期待がかかる中、バルセロナ、マドリードと主要大会決勝でナダルに敗れたものの、ローマの準々決勝で雪辱を果たし、そのポテンシャルの高さが証明されました。全仏は再びナダルに敗れるも2年振り2度目のベスト4入りを果たし、ナダルに次ぐクレーの名手と言えます。

■2017年ツアー成績

  • 1月 ブリスベン国際(ATP250):ベスト8
  • 1月 全米オープン(GS):ベスト16
  • 2月 ABNアムロ世界テニス・トーナメント(ATP250):ベスト8
  • 2月 リオオープン(ATP500):優勝(8勝)
  • 3月 メキシコ・オープン(ATP500):ベスト8
  • 3月 インディアンウェルズ(MS1000):ベスト8
  • 3月 マイアミ(MS1000):2回戦敗退
  • 4月 モンテカルロ(MS1000):3回戦敗退
  • 4月 バルセロナ(ATP500):準優勝
  • 5月 マドリード(MS1000):準優勝 ※初のマスターズ決勝
  • 5月 BNLイタリア国際(MS1000):ベスト4
  • 5月 全仏オープン(GS):ベスト4
  • 6月 ゲリー・ウェバー・オープン:
  • 6月 ウィンブルドン(GS):

4. 使用ラケット・シューズ・ウェア

  • ラケット:Babolat Pure Strike
  • シューズ:adidas Baricade 17
  • ウェア:adidas

 

5. ティエム自身のコメント

素晴らしい気分だよ。決勝でプレーするということは、僕にとって本当に大きな意味を持つ。このレベルでの僕の初めての決勝だ」-マドリードOP決勝進出への思い

僕が精神的により踏ん張れるようになったのは、経験値が増えたおかげだ。経験が、ある状況でどうするべきなのかを教えてくれる」-マドリードOPのクエパス戦を振り返って

いい戦いだった。僕はバルセロナのときよりもずっと、ずっといいプレーをし、試合もすごく競っていた。ときに、世界最強の選手に対しては、すごくいいプレーをしても負けることはあるものだ」-マドリードOPのナダル戦を振り返って

「継続して結果を出す安定感を持たなくてはいけない、できるとも思っている。時間が解決してくれるさ」-全仏OPのナダル戦後

6. ティエムのTOP選手からの評価・コメント

タフな相手。サーブも背のわりに結構良い。フォアもしっかりしている」-錦織圭

彼はコートの中でも外でも、その年齢にしてとても良い振る舞いをしている。彼は次世代を担う選手。テニスもとてもパワフルで、しかもバラエティーに富んだプレーもしている」-ジョコビッチ

「彼は本当に良い選手だ。ものすごくハードヒットしてくるし、フォアハンド、バックハンド、サーブがすべてパワフル。かなり強力な武器だ。突破口を開けるとてつもないポテンシャルを秘めていて、厳しいコースに球を打つことができる。相手に多くの選択肢を与えない良い選手だ」-ナダル

 

ティエム本人も自覚している通り、更なる成長を遂げ世界TOPへと登りつめるには、その力をどれだけ安定してコート上で発揮できるかか鍵です。既に世界TOP5の選手、BIG4とワウリンカに勝利しており、その才能は本物です。

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