R・ナダルに恋して。赤土の王者が愛され続ける10の理由

赤土の王者-ラファエル・ナダルの魅力

赤土の最高の舞台、フランス “ローランギャロス”。

初出場、19歳と2日でこの全仏での栄誉を勝ち取ってから、赤土の王者の伝説は始まりました。30歳になる現在もBIG4の一角として、男子テニス界で燦然と光り輝いています。

今回は、ロジャー・フェデラーと双璧を成すテニス界のスーパースター、ラファエル・ナダルの10の魅力を紹介します。

 

#1. 赤土に愛された男

ナファエル・ナダル_クレーキング

全仏オープンでは合計9度の優勝回数を誇る絶対的なクレー王者

全仏オープンの絶対的覇者

グランドスラムの一つ全仏オープンは、2005年の大会初出場にして初優勝。19歳優勝は史上4番目の若さで、初出場・初優勝はマッツ・ビランデル以来の快挙。以後、2008年まで4連覇、2009年こそベスト8に終わりるものの、2010年~2014年まで5連覇を飾り、合計9回のタイトルを獲得。全仏の通算成績は70勝2敗、勝率97です。

クレー成績(四大大会・マスターズ・ATP500)

四大大会マスターズ1000ATP500 
全仏モンテカルロローママドリードバルセロナリオドイツ
2005優勝優勝優勝優勝優勝不参加
2006優勝優勝優勝ベスト8優勝不参加
2007優勝優勝優勝ベスト8優勝準優勝
2008優勝優勝2回戦ベスト4優勝 優勝
20094回戦優勝優勝準優勝優勝不参加
2010優勝優勝優勝優勝不出場不参加
2011優勝優勝準優勝準優勝優勝不参加
2012優勝優勝優勝3回戦優勝不参加
2013優勝 準優勝優勝優勝優勝不参加
2014優勝ベスト8準優勝優勝 ベスト8優勝不参加
2015ベスト8 ベスト4ベスト8準優勝3回戦ベスト4優勝
20163回戦優勝ベスト8ベスト4優勝ベスト4不参加

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#2. 競技実績:史上2人目のキャリアゴールデンスラム達成者

ラファエルナダル_生涯グランドスラム_RafaelNadal_CareerGrandSlam

フェデラーもジョコビッチも成し得ない偉業”キャリアゴールデンスラム(生涯グランドスラム+五輪金)“を達成している唯一の現役選手であり、男子ではアガシに次ぐ史上2人目です。

2004年の北京五輪の男子シングルスで金メダル獲得、また2016年のリオ五輪ではシングルスこそ錦織圭との銅メダルマッチに敗れ4位に終わるものの、ダブルスでは見事金メダルを獲得しました。

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#3. キャラクター:野性味溢れる圧倒的な個性

ラファエル・ナダル

デビュー当時のナダルのファッション。「彼は何をとってもうちのイメージにピッタリ。」とナイキから賞賛を惜しまないコメント。2008年シーズンまで着用。

バイオリンを持つ音楽家と棍棒を持つ石器時代人

ナダルの個性は常にフェデラーとの対比の中で語られる事が多く、その猛々しい風貌やプレースタイルから、“バイオリンを持つ音楽家フェデラーと棍棒を持つ石器時代人ナダル”と揶揄されたほどです。

黒い長髪、黒い瞳、焼けた額に白いヘッドバンド、異様に発達した二の腕に振り上げるこぶし、と超野性味溢れる風貌は世間に衝撃を与えました。キャリア初期のトレードマークは、7分丈の海賊パンツと呼ばれるふくらはぎまでの短パン、サービスやボレーのたびに彼の二頭筋が見えるノースリーブのシャツ。そして、激しいガッツポーズと「Vamos!!」の雄叫びはナダルの精神的な強さを表現していました。

海賊パンツは動きやすいしラクだよ。ナイキがそう言ってくれるなら、ずっと履いていたいね。でもナイキの要望もあるからね。一つの大会で同じもので通すのは、縁起を担ぐためとかではなく、メーカー(NIike)の希望なんだよ。」-R・ナダル

 

#3. 人間性:品行方正で純朴な青年

ナダルはあえて腰を低くして謙虚でありつづけようとする。これは「勝負に勝ち続ける」という強いモチベーションを維持するために必要な戦略であり、スキルなのかもしれない

強い選手になるよりも、良い人間であれと育てられたナダル

コート上の闘志溢れる様とは一転、ナダルは品行方正なことで有名で随所に育ちの良さがにじみ出る青年です。

ナダルの故郷はスペインの西地中海の高級リゾート地マヨルカ。ナダル一族は窓ガラス製造、レストラン、カフェ、保険会社などファミリービジネスを営んでおり、マヨルカでは名家と言われる裕福な一族。そんな家族の教育は厳しく、幼い頃から両親に謙虚である事の大切さを説かれて育ちました。

特に叔父・コーチのトニーは、他者への敬意、謙虚さにおいてナダルファミリーが基準とするレベルを維持する重要性を何度も説いてきました。ですので、ナダルのスピーチは勝った時も負けた時も、常に謙虚で一流アスリートとしてだけはなく、一人の人間としても人徳・品格を感じさせます。

また、夜眠る時は電気とテレビをつけたままでないと眠れなかったり、雷と動物を怖がる臆病で神経質な一面も持っています。

ラファエルは質の高い普通の教育を受け、正しく行動するように育てらている。私はこれが彼の成功の秘訣だと思う。成長した人間にどのように振舞うべきか教えるのはそんなに簡単な事じゃない」-トニー・ナダル

トップに上がるのが早すぎたかどうか、というのは自分でも分からない。なる時になるもので、自分で選べるものではないからね。テニスは平等なスポーツだし、自分がこの歳でここまで来れたことは嬉しい。でも、当然これで終わりではなく、もっと上がある。グランドスラム優勝は子供の頃からの夢だったけど、これからだって毎日訓練し続けないとね、これまでと同じように真摯な態度で」-R・ナダル(2006年)

謙虚とは、天賦の才だけでは勝てないと自覚し、試合の大事な場面で集中力を最大限に発揮することの重要性を理解することだ」-R・ナダル(著書『RAFA ラファエル・ナダル自伝』より)

スーパースターとして見られるのは、僕の希望じゃないんだ。忙しい? まあ時々ね。トーナメントの間だけはちょっと変わるけれど、テニスがなければ、普通の生活をしているよ。家族とマジョルカ島に住んで、趣味のゴルフをして、釣りをして、映画に行って、友達と過ごして、そういう生活さ」-R・ナダル(2011年)

 

#4. プレースタイル:最強の盾とメンタル

赤土の王者-ラファエル・ナダルの魅力−2

球足の遅いクレーコートで最強の強さを発揮するナダルのストロークと守備力。そこに強靭な精神力が加わり、約10年間に渡ってクレーで無敵状態を誇った。

ナダルは強烈なスピンがかかったエッグボールを武器に、ミスを極力少なくしたストローク戦をベースに、攻撃はカウンターショット中心の守備的プレーを得意とします。特にリターンゲームに強く、相手の強烈なサーブを、オープンコートへ鋭いリターンで返し、優位な展開を作っていく典型的なアグレッシブ・ベースライナーです。

ベースラインのはるか後方で構え、自慢の脚力でコートを縦横無尽に駆け巡りながら相手のショットを打ち返し、最後はフットワークを生かしたフォアに回り込んでの逆クロスショット。そして、劣勢のラリー戦、絶対に届かないと思った相手のウィナー級に食らいつき、スーパーカウンターショットで一発逆転。ナダルをナダルたらしめるプレーで、テニスファンの胸を熱くする名場面を何度も作ってきました。

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#5. モットー:常に100%全力投入型

ラファエル・ナダル_2

試合も練習も常に全力投入がナダルの信条。

ナダルほど全身の筋肉を使ってプレーする選手は少ないです。疲労も残りますが、鍛え抜かれた肉体と精神はタフ。打倒フェデラーを誓って、”僕はフェデラーの100倍努力しないとだめなんだ“と意気込み、その身体を苛め抜いてきました。

まるで自らの選手生命を削ってプレーしているかのようにも見えるナダル、その力強さと儚さがファンの心を感動させます。

叔父が子供の頃から教えてくれたことはただ一つ。自分を100%出しきれ、ということ。」-R・ナダル

 

#6. ライバル:フェデラーとの美しき友情・ライバル関係

ナダルあってのフェデラーであり、フェデラーあってのナダル。

全く異なるプレースタイル、キャラクターのライバル同士が、試合中でスーパーショットをスーパーショットで切り返すラリーは、まさにこの2人にしか成し得ない異次元のテニス。互いの存在がなければ、その才能をここまで開花させることは無かったでしょう。勝っても敗けても、常に互いを褒め称え合うスピーチで垣間見せる、頂点を極めた者同士が見せる男の友情は、胸を熱くするものがあります。

フェデラーとナダルが表舞台に登場するまでは、90年代のテニス界を代表するスター選手、アンドレ・アガシとピート・サンプラスの両雄がテニス史上最高のライバル関係ものと考えられてきました。しかし、フェデラーが登場しナダルがクレー以外のサーフェスでも活躍し出してからは、この2人こそが史上最高のライバル関係となり、最早テニス界の伝説になりました。マスコミが作ったわけではなく、自然に形成されていったライバル関係だからこそ、一層美しいです。

フェデラーとナダル、史上最高の2人の選手が揃ったとき、テニスは素晴らしい時代を迎えた。2人の最高の選手が同じ時代に存在することは間違いないよ」-A・アガシ

ロジャーは僕にとって、最高のお手本なんだ。僕と彼はプレースタイルは全く異なるけれど、彼は常に今より上を目指して努力している。だから、僕はそんな彼を見習おうとしてるんだ」-R・ナダル

ロジャーとはこれまでのテニス人生で多くの瞬間を共にして来た。僕ら2人にとってとてかけがえのないもので、そこには常に友情が存在していた。お互いにとても誇りに思っている」-R・ナダル(2016年)

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#7. モデル活動:鍛え上げられた美しい肉体

ナダル スポンサー

エレガントなフェデラーに比べて、セクシーな男の色気を持つナダル。その鍛え上げられた美しい肉体美を活かして、アルマーニ、トミー・ヒルフィガー、カルバン・クラインなど世界的ブランドのモデルとしても活躍しています。また、Shakiraのミュージックビデオ’Gitana (Gypsy)‘にも登場し、ロマンチックなキスシーンを演じています。

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#8. 経済価値:スポンサー契約

KIA、Babolat、Nikeなど世界的企業7社とスポンサー契約を結んでいる

ナダルのスポンサー企業と契約料。34億円で世界8位。

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#9. 地元・家族・恋人への愛

ウインブルドン優勝の後の家族写真

年収3750万ドルを稼ぐ世界的なセレブリティとして名を馳せた現在も、私生活は普通の30歳の青年。世界中あちこちに自宅を持ったりはせず、家族と共にマヨルカで静かに暮らしています。また、美女と浮名を流すわけでなもなく、学生時代から恋人マリア・フランシスカ・ペレロとの恋人関係が続いています。

一人の人間としての目標はね、ただ幸せであること。それには健康が大切。それでマジョルカ島で仲間たちと幸せに過ごせれば、満足なんだ」-R・ナダル(2011年)

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#10. 実業家・チャリティー財団代表

赤土の王者-ラファエル・ナダルの魅力−3

2016年9月のラファエル・ナダル・アカデミー記念式典には、親友フェデラーもかけつけた。

プロ転向4年目の当時22歳、2008年2月に社会的に恵まれない子供のためのチャリティー財団「Fundacion Rafael Nadal(ラファエル・ナダル財団)」を設立しました。様々なイベントを運営しており、過去にはレアル・マドリード財団と共催で、チャリティーイベントを開催し、ジョコビッチとのチャリティーマッチを開催。集めた募金は、財団を通して社会貢献のために使用されています。

また、2016年6月には故郷マヨルカ島に「Rafa Nadal Academy」を開校。文武両道をモットーに、将来プロを目指す選手がテニスだけをするのではなく、アメリカのカリキュラムに則った教育を受けながら、高校卒業後にプロになれなかった選手にもアメリカの大学を目指させ、そこからプロを目指す選手、あるいは学業に専念する選手を育てます。また、2018年シーズンよりナダルの叔父・ヘッドコーチであるトニー・ナダル氏が、ツアー帯同を辞めアカデミーに専念します。

これは僕にとってとても特別なプロジェクト。これまで自分自身がアスリートとして、人として成長してきた中で学んだこと、そしてプロテニスプレイヤーとしてのキャリアで経験したこと全てをこのプロジェクトを通して伝えていきたいと思っている」-R・ナダル

 

赤土の王者の伝説は終わらない

ナダルの伝説はまだ終わりません。

アナタは本当の”ラファ”をまだ知らない

 

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