2017年の男子テニス界を読む。3世代の群雄割拠【コラム】

2017年シーズンの男子テニス界は予想から大きく外れた衝撃の連続でした。

新旧の王者達が見事に入れ替わり、新たな時代を切り開く新時代の若手の台頭。その狭間で苦闘するニューウェーブ世代。

2017年の男子テニスを総括します。(本記事は書きかけです)

2017年シーズンの主要大会結果

グランドスラム(四大大会)

  • 全豪オープン優勝 R・フェデラー/準優勝 R・ナダル/ベスト4 S・ワウリンカ  G・ディミトロフ
  • 全仏オープン:優勝 R・ナダル/準優勝 S・ワウリンカ/ベスト4 A・マリー, D・ティエム
  • ウィンブルドン優勝 R・フェデラー/準優勝 M・チリッチ/ベスト4 S・クエリー,T・ベルディヒ
  • 全米オープン:開催中

マスターズ1000

ATP500

  • ロッテルダム:優勝 J・F・ツォンガ/準優勝 D・ゴフィン
  • リオデジャネイロ優勝 D・ティエム/準優勝 P・カレノ=ブスタ
  • ドバイ:優勝 A・マレー/準優勝 F・ベルダスコ
  • アカプルコ:優勝 S・クエリー/ 準優勝 R・ナダル
  • バルセロナ優勝 R・ナダル/準優勝 D・ティエム
  • ロンドン:優勝 F・ロペス/準優勝 M・チリッチ
  • ハレ優勝 R・フェデラー/準優勝 A・ズベレフ
  • ハンブルク:優勝 R・マイエル/準優勝 F・マイヤー
  • ワシントン・DC優勝 A・ズベレフ/準優勝 K・アンダーソン

 

2017年シーズンを分析する

BIG4時代は終わらない

フェデラー_ウィンブルドン_2017

ウィンブルドン2017で8度目の優勝を飾ったフェデラー

石の上にも10年…そんな長きに渡るBig3支配からやっとの想いで勝ち取った世界1位の座からあっけなく陥落したイギリスの英雄、アンディ・マレー。史上最低の世界ナンバー1という烙印を押されてしまう結果に…器で無かったといえばそれまで。でも、Big3が異例中の異例なだけ。マレーは普通の中の最高峰であることは揺るぎない無い事実。

3年に渡る絶対的支配から急に勢いが衰えた最強のセルビア人。今シーズンに復活が期待されたものの、一転ATP250で1勝を挙げるのみで、故障によるシーズンを終えたノバク・ジョコビッチ。レジェンド2人がそうだったように、休養を経て復活することは容易に予想できます。

流石の史上最高の選手も35歳という年齢による衰えには勝てないのか….とんでもない。やはり、この選手だけは100年のテニスの歴史の中でも異次元の存在。長期休養明けから衝撃的な強さで史上最強であること改めて証明したロジャー・フェデラー。体力やパワーの低下を巧みなタクティクスと試合運びで補い、テニスという競技自体を1歩先の次元へ導きました。

異次元と言えばもう1人だけ、赤土の王者。全力投入スタイルの反動で故障が続き成績不振に陥るも、まるでライバルと示し合わせたかのようにセンセーショナルな復活劇で、クレーシーズンを完全支配。再び輝きを取り戻し、世界1位へ返り咲いたラファエル・ナダル

テニスの未来、U23世代の台頭

アレクサンダー・ズベレフ_ローマ_2017

ローママスターズ2017でMS初優勝を果たしたズベレフ(弟)

 

アレクサンダー・ズベレフ

ニック・キリオス

デニス・シャポバロフ

 

狭間世代の生き残りをかけた攻防

ディミトロフ_シンシナティ_2017

シンシナティ2017で初のMS優勝を果たしたディミトロフ

BIG4対抗馬のTOP選手達。

グランドスラムの大舞台での爆発的な強さは今季も健在、遅咲きのスイス第二の選手。既にGS3勝をあげ9人目の生涯GSに王手をかける、スタン・ワウリンカ

1度はGS制覇に王手をかけた突然変異のアメリカ育ちの日本人。日本国民だけならまだしも、アジア、世界の期待をその双肩に背負うにはあまりにもメンタルとフィジカルが…才能だけは間違になく歴代アジア選手ナンバー1、世界の錦織圭。今季の0勝という実績が現在の実力だとするならば、27歳にして既にピーク・アウト。身の丈に合わない巨額過ぎるスポンサーの重圧は、今後彼を追い詰めるのは必死。来季は世界ランク20位台から再び復活できるのか?

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