錦織より2歩先へ Mチリッチがマレー破り、マスターズ初優勝!【シンシナティ(W&Sオープン)】

全米オープンの前哨戦、今季7つ目のマスターズであるシンシナティ大会で、クロアチアのマリン・チリッチが初優勝を飾りました。

チリッチがマスターズ初優勝

チリッチ_シンシナティ_マスターズ優勝

わずか1時間34分でキャリアを大躍進させる勝利を手にしたチリッチ(クロアチア)

マスターズ1000のウェスタン&サザンオープン(シンシナティ大会)で、第12シードのM・チリッチが第1シードのA・マレーはを6-4, 7-5のストレートで倒し、マスターズ初優勝を果たしました。2014年の全米オープン以降は、ATP250のモスクワ大会2連覇、全米2015ベスト4、ウィンブルドン2015,16ベスト8など、安定した成績を残していたものの、4大大会覇者としてはイマイチな実績が続いていました。しかし、今回の2度目のビッグタイトル獲得により、その評価が高まりました。

 

激闘続きで、遂に息が切れたマレー

チリッチ_シンシナティ_マスターズ優勝

ウィンブルドン、リオ五輪覇者のマレーも極度の疲労に精細を欠いた

金メダルに輝いたリオ五輪を含めわずか15日間で、十数試合をこなした負荷が蓄積し、ついに息切れとなったマレーは、連勝記録が22で途絶えてしまいました。マレーは本大会では、5年ぶり3度目の優勝を逃しました。

 

ニューウェーブ世代で唯一の4大大会、マスターズ覇者となったチリッチ

Cilic-Wins-U.S.-Open

USオープン2014の決勝で錦織圭を倒して悲願のグランドスラムタイトルを飾った

2014年の全米オープン優勝に加えて、今回のマスターズ優勝で、錦織圭、M・ラオニッチ、G・ディミトロフ、M・チリッチらのニューウェーブ世代の中で、チリッチが頭一つどころか2つほど大きく抜けるかたちになりました。世界ランクは錦織やラオニッチの方が上位で、共にグランドスラムやマスターズは準優勝していますが、結果だけ見ればチリッチが彼らより2歩先を進んでいます。

チリッチは2014年前半まで、サーブは198cmの恵まれた体格の割にスピードが出ていませんでしたが、同じくサーブを武器としたゴラン・イワニセビッチをコーチに付けることにより、スピードと威力が増加しました。ダイナミックなサーブに加えて、丁寧なバックハンドを主体としたストローク力も魅力な選手です。

 

W&Sオープンの過去の優勝者一覧

シンシナティのハードコートはUSオープンに近い作りになっており、非常に球足が早いサーフェスです。そのアドバンテージを活かして、R・フェデラーが過去に7回の優勝を誇っています。まさにシンシナティは史上最高の選手フェデラーの独壇場と言えます。また、ジョコビッチは5度の決勝進出を果たすも一度もタイトルを獲れていません。ジョコビッチのマスターズ9大会全制覇の偉業達成を阻んでいます。

選手名過去の実績
2000T・エンクビスト初優勝
2001G・クエルテン初優勝
2002C・モヤ初優勝
2003A・ロディック初優勝
2004A・アガシ3度目の優勝
2005R・フェデラーロディックを破り初優勝
2006A・ロディック2度目の優勝
2007R・フェデラーJ・ブレークを破り2度目の優勝
2008A・マレージョコビッチを破り初優勝
2009R・フェデラージョコビッチを破り3度目の優勝
2010R・フェデラーフィッシュを破り4度目の優勝
2011A・マレージョコビッチを破り2度目の優勝
2012R・フェデラージョコビッチを破り5度目の優勝
2013R・ナダルJ・イズナーを破り初優勝
2014R・フェデラーフェレールを破り6度目の優勝
2015R・フェデラージョコビッチを破り7度目の優勝
2016M・チリッチマレーを破り初優勝

 

次は全米オープン2016!

8月29日からは今季最後のグランドスラム「全米オープン2016」が開幕します。

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