2年振りのベスト4。錦織圭のATPワールド・ツアーファイナルズ 2016【ハイライト】

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3年連続のツアーファイナル出場。

世界のTOPエリート8名だけが出場を許されるATP World Tour Finals Londonで、日本のエース錦織圭の活躍を目にするのは当たり前になってきました。2014年の初出場から3年間世界のTOP8のポジションをキープし続け、今年に関してはロンドン大会での優勝も期待できる充実したテニスを繰り広げています。

錦織圭の年間最終戦を余すとこなくお伝えします。

 

大会前のインタビュー

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 ツアーファイナルズは特別な大会

「特別な感じがここにはあるので、気持ちがとても引き締まっている。なるべく上には行きたい。予選を突破してなるべく最後まで残れるように頑張りたい。」-錦織圭

「毎年ここに来るのが目標だが、今は当たり前のように感じている。以前はここにいられることで幸せを味わっていたが、今はここにいなければいけないというか、入れないと駄目だと感じる」-錦織圭

こんなに(身長)差があるのかと改めて感じた

恒例の集合写真

恒例の集合写真も今年で3度目

「今回新しい選手が何人か入ってきて自分も中堅に入りつつあると感じている。8人で並んで写真を撮ったが、やはり(背が)小さいなと感じた。ティエム(オーストリア)も同じぐらいと思っていたけど、意外と大きくて全員を見上げるような感じだった。それが嫌ということはないが、こんなに差があるのかと改めて感じた」-錦織圭

 「マレーーとバブリンカがいる分、厳しい組み合わせ。チリッチにもバーゼル(スイス室内)で負けている。誰が相手でもタフな試合になる。」-錦織圭

 

錦織圭の大会ドロー

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「死の組」グループ・ジョン マッケンロー

ATPワールドツアー・ファイナルズは4選手が2グループに分かれて総当り戦を行い、各グループの上位2名が決勝トーナメントに進出。1位通過者はもう一方のグループの2位通過者と準決勝で対戦。

3度目の出場となる今大会、錦織圭はグループ・ジョン マッケンローに入り、世界ランク1位のA・マレー(英国)、同3位のS・ワウリンカ(スイス)、同7位のM・チリッチ(クロアチア)と準決勝進出を争う厳しい組み合わせに。その厳しいドローからメディアでは「死の組」と呼ばれるほど。

 

ラウンドロビン初戦:VS スタン・ワウリンカ

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錦織が6-2, 6-3でワウリンカにストレート勝ちで好調なスタート

両者は今回が7度目の対戦で、過去の対戦戦績は錦織の2勝4敗です。今年はマスターズのカナダ大会準決勝で、錦織が7-6, 6-1のストレートでワウリンカに勝利しましたが、続く全米オープン準決勝では4-6, 7-5, 6-4, 6-2で 逆転負けを喫しています。

全米のリベンジが期待されるこの試合、錦織は第1セットの第5ゲームでブレークに成功し勢いに乗ります。その後も得意のストローク戦だけではなくサーブ・アンド・ボレーなど効果的に取り入れ攻撃的なプレーでワウリンカを圧倒し、6-2でファーストセットを先取します。

続く、第2セットはミスを連発するワウリンカの隙をついて第5ゲームでブレークし、その後はリードを守って6-2, 6-3のストレート勝ちを見事おさめました。

「プランを持って試合に臨んだ。(ワウリンカの)リターンはスライスが多いので、サーブ・アンド・ボレーをまぜることを、いつも以上に考えていました。それを実行出来て、徐々にリズムを掴んで、最後までレベルが落ちることなくプレー出来た」-錦織圭

 

ラウンドロビン2回戦:VS アンディ・マレー

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ツアー・ファイナルズの3セットマッチ史上最長となる3時間20分で力尽きた。

次は中1日で現在世界ランク1位のアンディ・マレーと対戦。リオオリンピックの準決勝ではストレートで敗退したものの、全米オープンでは一転、死闘の末マレーにリベンジを果たしてベスト4に進出したことは記憶に新しいです。

第1セットから手に汗握る超接戦。タイブレークまでもつれ、錦織は5度目のセットポイントをものにし、リードした。しかし、第2セットの第1ゲームでブレークをされたのを起点に、少しづつ流れがマレーへ傾き始め、最後は逆転されました。

敗れたとはいえ、世界1位のマレー相手にとんでもなくレベルの高い試合を繰り広げました。試合内容はほぼ互角。お互いに信じられないスーパーショットの連続で、観客も視聴者も大熱狂でした。錦織が理想とする魅せるテニスを十二分に体現出来ていました。

手応えはある。どんどん近づいている感じはする

「2セット目の始めにブレークされたのは2番悪かったとこかもしれないです。あそこで耐えていれば、展開も変ったかもしれない」-錦織圭

「どんなに競っても負けは負け。最後の最後まで、もうちょっと頑張りたかった。」-錦織圭

「手応えはある。自分がもうちょっとしっかりしていれば勝つチャンスはあった。そこまでテニスの差はなくなってきた。どんどん近づいている感じはする。」-錦織圭

 

ラウンドロビン3回戦:VS マリン・チリッチ

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チリッチ相手に3連敗に。しかし、得失点差で決勝トーナメントに進出しベスト4入り。

既に得失点差で決勝トーナメント進出が決まっている錦織は、今季2連敗しているM・チリッチと対戦。

第1セットを攻撃的なテニスでリズムを作り先取した錦織でしたが、第2セットでは第3ゲームでブレークされると流れがチリッチへ傾き、セットカウント1-1に追いつかれます。ファイナルセットは第5ゲームでブレークを許すと、その後も挽回することができず、逆転で敗れました。今回でチリッチとの対戦成績は7勝6敗と差を縮められ、3連敗に。

「(第2セットの)最初でミスが相次いだり、プレーが単調になってしまったり。相手も良かったけど、自分に原因があった。すごい勿体無かったです」-錦織圭

 

予選ラウンドロビンの結果

【グループ・ジョン マッケンロー】

(1)A・マレー 3勝0敗
(3)S・ワウリンカ(スイス) 1勝2敗
(5)錦織圭 1勝2敗
(7)M・チリッチ 1勝2敗

【グループ・イバン レンドル】

(2)N・ジョコビッチ(セルビア) 3勝0敗
(4)M・ラオニチ(カナダ) 2勝1敗
(6)G・モンフィス(フランス) 0勝2敗
(8)D・ティエム(オーストリア) 1勝2敗

 

準決勝:VS ノバク・ジョコビッチ

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何も出来ずに終わった錦織。ジョコビッチとの差が改めて浮き彫りになった試合。

初の決勝進出をかけて挑んだ錦織でしたが、わずか2ゲームしか取ることが出来ず、1-6, 1-6で完敗と苦い結果になりました。わずか1時間6分の試合時間、加えてトータルポイントは錦織の36に対し、ジョコビッチは63と圧倒的な差を見せつけられた試合でした。

これで、錦織とジョコビッチの対戦成績は、2014年の全米オープン準決勝以来、一度も勝ておらず連敗記録が10連敗となりました。

「ジョコビッチが強すぎました。今日に関しては自分がとてつもなく悪かった」-錦織圭

「何も出来ずに終わりましたし、手が出なかった」-錦織圭

 

ATPツアーファイナルズの結果

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マレーが初優勝を果たすと同時に世界ランク年間1位でシーズンを締めくくった。

  • 優勝:A・マレー
  • 準優勝:N・ジョコビッチ
  • ベスト4:M・ラオニッチ
  • ベスト4:錦織圭
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