錦織圭がウィンブルドンで優勝する3つの可能性!GS初優勝はアガシと同じ全英の予感。

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ウィンブルドンのみベスト8以上の結果出ていない錦織圭。

錦織圭がウィンブルドンだけ勝てない4つの理由。松岡修造超えを阻む芝の壁。で書いた通り、得意のハードと克服したクレーのサーフェスとは異なり、得意な武器を活かして得意の展開へ持ち込めない事が大きな理由です。今、錦織は自分のテニスを模索しています。

全てのテニス選手、テニスファンにとって特別な舞台”聖地ウィンブルドン”で、日本人の優勝を見ることは無いのでしょうか?いや、錦織が芝で優勝できる可能性はあります!しかも、グランドスラム初優勝の舞台は、アンドレ・アガシと同じくウィンブルドンなのかもしれません。

芝優勝の可能性1.  “リターナー”のウィンブルドン優勝の可能性はある?

アンドレ・アガシ, ウィンブルドン

1992年のウィンブルドンで最初のグランドスラム優勝を成し遂げたアンドレ・アガシ

「歴代の優勝選手を見ると、自分のスタイルに近い選手もいるので、早くグラスで活躍できるスタイルを見つけられたらな、と思います」-錦織圭

過去にウインブルドンで、錦織のようにリターンが得意で、フットワークの速い選手が優勝しています。1992年優勝のアンドレ・アガシ、2002年優勝のレイトン・ヒューイットです。両者ともに“世界ナンバーワンのリターナー”として、一時代を築いた王者です。

 

アガシと錦織のプレースタイルの類似性について、松岡修造はこのよう解説しています。

「僕はチャンスがあると思っています。何故なら、元世界チャンピオンのアンドレ・アガシは錦織選手と同じプレースタイル。コートの内側に入ってどんどん攻めていく。芝は球足が早くて低くてイレギュラーするので、”アガシには向いていない、絶対に勝てない”と言われていました。しかし、アガシが番最初に優勝したグランドスラムがウィンブルドンでした。ですから、錦織選手も自分のパータンを適応して、ハマれば優勝するチャンス出てくると思います。」-松岡修造

 

「芝は牛のものだ」ウィンブルドンが嫌いだったアガシだが…

四大大会優勝者のアンドレ・アガシ、ジム・クーリエ、モニカ・セレシュ、ウィリアムズ姉妹、マリア・シャラポワらを育てたニック・ボロテリー。IMGニック・ボロテリー・テニス・アカデミーの創設者。

実は、95年のウィンブルドンでは、アガシは直前までゴルフ三昧。直前練習と言えば、ハードコートで15分打っただけで、芝コートのウィンブルドンに臨む程度の低いモチベーションでした。コーチのニック・ボロテリー氏は「当時1勝することすら期待せずに臨んだ大会だった」と語っています。

しかし、アガシは一試合づつ感覚を掴みながら、決勝まで勝ち進み、遂には芝有利のビッグサーバーのゴラン・イワニセビッチをフルセットで下してGS初優勝を果たしています。

 

アガシのプレースタイルは芝では不利だ。錦織圭もそうだが。彼らの「試合を読む目」「フットワーク」「ラケットさばき」は誰も教えることができない、天性のものだ。しかし、キラーサーブと呼べるような、ビッグサーブはない。女子のセリーナ・ウィリアムズ(米国)を見ても分かるだろう? 戦況が不利になったとき、調子の悪いとき、一発ドカンでポイントを奪える武器があるというのはものすごいアドバンテージだ。しかもそれで20ポイントもとれたら、どれだけ心理的にも楽か。それがないアガシは1ポイントごと、せっせと考え、動かないといけない。ボールがはねず、エースが決まりやすい芝ではより不利になる。芝がまだ青々としている第1週をどう勝ち抜くかがカギだ。」-ニック・ボロテリー

 

芝優勝の可能性2. ロンドン五輪でベスト8入りしている!

LONDON, ENGLAND - AUGUST 01:  Kei Nishikori of Japan plays a forehand in his third round Men's Singles Tennis match against David Ferrer of Spain on Day 5 of the London 2012 Olympic Games at Wimbledon on August 1, 2012 in London, England.  (Photo by Clive Brunskill/Getty Images)

2012年のロンドン五輪(芝、ウィンブルドン)でベスト8入りをした錦織。

「思い切って腕を振り抜いていこうと思ったことが、芝とうまく合わさった」-錦織圭

ウィンブルドンと同じ舞台で開催された4年前のロンドンオリンピック。錦織は攻撃的なプレーでベスト8まで勝ち上がっています。(準々決勝でM・デルポトロに敗退)オリンピックの男子シングルスで日本人がベスト8進出したのは、原田武一以来88年ぶりの歴史的快挙でした。

 

この時、「思い切って腕を振り抜いていこうと思ったことが、芝とうまく合わさった」とコメントしており、自身の攻撃力が芝ではより生きる手応えを掴んでいます。こうして結果が出ている以上、実は錦織のプレーの特性そのものは、芝との相性がそこまで悪いわけでないと言えます。

 

芝優勝の可能性3. 故障を抱えてのベスト16入り

Britain Tennis - Wimbledon - All England Lawn Tennis & Croquet Club, Wimbledon, England - 2/7/16 Japan's Kei Nishikori celebrates during his match against Russia's Andrey Kuznetsov REUTERS/Toby Melville

「今大会は怪我の痛みと人生で一番戦った。出し尽くしたというか、頑張った感があった。テニス自体は満足してます。少し芝が好きになった」-錦織圭

1回戦ではサム・グロス、2回戦ではジュリアン・ベネトー、3回戦でアンドレイ・クズネツォフを相手に、3試合で1セットしか落とさない盤石な試合展開で、2年ぶり2度目の4回戦進出を果たしました。4回戦では、第9シードのM・チリッチと対戦するも、1-6, 1-5の時点で左脇腹の痛みに耐えられず棄権という苦い結果に…。

 

結果だけ見れば、第5シードで世界6位の錦織にとって、ベスト16は満足できる結果では無いでしょう。しかし、本大会は練習すらままならない状態でした。開幕前のF・M・デル ポトロとの練習では、故障上がりのデルポトロの練習にすらついていくことが出来ない状態でした。

本人は2年連続の棄権を「情けない」とコメントしていますが、腹筋を酷使するテニス選手いにとって致命傷である左脇腹にケガを抱えた中での3勝は評価されるべきです。また実は、大会前のエキシビションマッチでは、全仏で敗れたR・ガスケにストレートで快勝しています。

 

満身創痍で臨んだ苦手な芝ながらも、例年に比べて確実に芝への対応力が上がっている証拠です。また、Big4に比べて体力とメンタルの差が指摘される事が多い錦織ですが、本大会でのベスト16進出は強靭なメンタルがあってこその結果です。不調の中でも確実に勝ち上がるメンタルを持つBig4に一歩近づいたと解釈するのは、錦織贔屓しすぎでしょうか?

 

来年のウィンブルドンへの期待が高まる!

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「毎年良くなって来ているので自信がついてきています。まだ、これだ!っていうテニスが無い。試合に勝てばどんどん試合に勝つのが一番の近道だと思っています」-錦織圭

芝に限らずグランドスラムで優勝するには、Big4との対決に勝たなければいけません。来年のウィンブルドンまでに、2014年の全米オープンで見せたようなブレークスルー(ラオニッチ、ワウリンカ、ジョコビッチを次々と打ち破った)をもう一度迎える必要があります。近年の安定した試合運びに、あの全米の爆発力が合わされば、その日は遠くないはず。

 

「少し芝が好きになった」

そのコメントに錦織ファンは、更に次のステージへの飛躍の可能性を感じています。テニスの聖地ウィンブルドンで、日本人選手の優勝を期待しながら試合観戦が出来る喜びを来年も噛みしめたいです。

 

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