1位はグラフ!歴代最強・史上最高テニス選手TOP10【女子編】

Steffi Graf Greatest Women's Tennis Players

WTAツアーの女子シングルス選手で歴代最強選手、史上最高選手は誰なのか?

今回はそれぞれの時代で最強、最高と称され時代を築いた10名の選手をランキング形式で紹介します。歴代最強・史上最高のテニス選手TOP10【男子編】に続き、女子編を紹介します。

10. ジュスティーヌ・エナン/Justine Henin(BEL)

Justine Henin

世界ランク1位のまま惜しまれながら引退するも…

選手プロフィール:シュテフィ・グラフに憧れてテニスを始めた。全身を使った強烈なストロークが武器だったが、167cmと小柄で、どちらかというと不屈の闘志、強靭な精神力でプレーするのが特徴。2007年に引退したキム・クレイステルスとのライバル関係も彼女の人気の一つ。

2008年に前代未聞の世界ランキングナンバー1の地位のまま引退を発表した。最後の会見で「すばらしい(テニスという)冒険は終わった。これ以上、テニスで望むことはない」とコメント。しかし、そのわずか20ヵ月後にツアーに復帰するも、2011年に二度目の引退。

四大大会成績:7 (1 Australian, 4 French, 2 US Open)

ツアー勝利:50勝

シングルス1位通算在位

生涯獲得賞金:$20,863,335

現在の活動:ウクライナのスビトリーナのコーチとして活動。ベルギー、ブリュッセル在住。

 

9. ビーナス・ウィリアムズ/Venus Williams(USA)

Venus Williams

パワーテニスのウィリアムス姉妹の姉。ウィンブルドン5度優勝

選手プロフィール:1990年代後半からアメリカ女子テニス界のトッププレイヤーの一人として活躍。妹のセリーナ・ウィリアムズとともに、女子テニス界に男子顔負けの「パワーテニス」を持ちんだ。自己最高ランキングはシングルス1位、ダブルス1位。2000年にダブルスでのキャリア・ゴールデンスラムを達成。オリンピック金メダル4個獲得。

四大大会成績:7(5 Wimbledon, 2 US Open)

ツアー勝利:49勝

シングルス1位通算在位

生涯獲得賞金:$32,638,857

現在の活動:ここ数年は相次いだ故障や、免疫系疾患であるシェーングレン症候群の発症などで、全盛期に比べてやや精彩を欠いている。2016年のウィンブルドンでは姉妹ペアで4年ぶり6度目のダブルス優勝を果たした。フロリダのパームビーチガーデン在住。

8. イボンヌ・グーラゴング/Evonne Goolagong(AUS)

Evonne Goolagong

アボリジニ女性の星

選手プロフィール:ーストラリア原住民・アボリジニの女子スポーツ選手として初の世界メジャー選手。「アボリジニ女性の星」と賞賛された。全豪、全仏、全英の3つのグランドスラムタイトルを獲得するも、4度もの全米OPの決勝を制することが出来ず、惜しくも生涯GSを逃した。

四大大会成績:7 ( 4 Australian, 1 French, 2 Wimbledon)

ツアー勝利:68勝

シングルス1位通算在位

生涯獲得賞金:$1,399,431

現在の活動:オーストリア、クイーンズランド在住。

7. ビリー・ジーン・キング/Billie Jean King(USA)

Billie Jean King

女子テニス界で最も偉大とされる重鎮

選手プロフィール:ウインブルドンを過去6度制覇するなど、1960年代後半から1970年代前半にかけてメジャー4大大会計12回の優勝を誇る、女子テニス界の伝説とされる選手。 女子テニス協会(Women’s Tennis Association、WTA)設立の功労者。

四大大会成績:12 (1 Australian, 1 French, 6 Wimbledon, 4 US Open)

ツアー勝利:129勝

シングルス1位通算在位

生涯獲得賞金:$1,966,487

現在の活動:1995年から2001年までフェドカップのアメリカ代表監督を務め、1996年アトランタ五輪と2000年シドニー五輪でオリンピックの米国女子テニス代表の監督も務めた。実は、レズビアンとしてカミングアウトしており、長年の女性及び同性愛者の権利向上への貢献に対し、米国大統領自由勲章を授与されている。TEDでも女性の権利について公演しています。シカゴとニューヨーク在住。

 

【関連(外部)】ビリー・ジーン・キング 伝説の選手が切り開いた女子スポーツの道【TED】

6. モニカ・セレス/Monica Seles(SER)

Monica Seles

あの事件が歴史を変えた…悲劇のヒロイン

選手プロフィール:1990年代に天才少女として大活躍し、史上最年少の「17歳3カ月」で世界ランク1位の座に就いたが、その絶頂期は長く続きませんでした。1993年当時19歳、ブルガリアのマグダレナ・マレーバとの対戦中に試合中に、コートチェンジの時、チェアーに座っていたセレスは、宿敵グラフの熱狂的ファンに背後から刃物で刺さるという痛ましい事件の被害者となり2年半のツアー離脱を余儀なくされました。この事件はテニス史を変えたとまで言われています。

後にナブラチロワが「(事件が無ければ…)セレスは、恐らくもっと多くの優勝を飾っていたでしょう。グラフを抜いて、グランドスラムの最多優勝者になっていたかもしれない。グラフは22度のグランドスラム優勝があるけど、あの時はライバルと呼べる選手がいなかった。あの事件の犯人は、女子テニスの歴史を大きく変えてしまった。それは疑う余地もない。」と語っています。

四大大会成績:9 (4 Australian, 3 French, 2 US Open)

ツアー勝利:53勝

シングルス1位通算在位

生涯獲得賞金:$14,891,762

現在の活動:フロリダ州サラソタ在住。事件後、著書モニカ・セレシュ「私は負けない」によると、時間がたつうちにコートでボールを打つことができても、「客席に背を向けて椅子に座ることができなかった」という。ローレウススポーツ大賞の選考委員であるアカデミー会員に名を連ねている。

5. マーガレット・コート/Margaret Court(AUS)

Margaret Court

女子テニス史上2人目の年間グランドスラム達成者

選手プロフィール:1970年にオープン化以降女子初となる「年間グランドスラム」を達成した選手。グランドスラムシングルス最多優勝24を誇り、現在でも単独最多記録として残っている。1999年に引退したS・グラフでさえ「あと2つ届かなった」記録である。また、すべての大会で2回以上優勝 するという「ボックスセット」を成し遂げている。

四大大会成績:24(11 Australian, 5 French, 3 Wimbledon, 5 US Open)生涯グランドスラム達成

ツアー勝利:192勝

シングルス1位通算在位

生涯獲得賞金:$500,000

現在の活動:西オーストリアパース在住。

4. クリス・エバート/Chris Evert(USA)

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“アイス・ドール”と呼ばれた、全仏最多7回制覇の女王

選手プロフィール:好敵手であるマルチナ・ナブラチロワとともに、1970年代から1980年代前半の女子テニス界を牽引した。”アイス・ドール”(氷の人形)というニックネームで呼ばれ冷静沈着で相手に隙を見せず、正確なボール・コントロールに支えられたクレバーなテニスが強みとした.。全仏オープン女子シングルス「7勝」の大会最多優勝記録保持者。また、すべての大会で2回以上優勝 するという「ボックスセット」を成し遂げている。

四大大会成績:18 ( 2 Australian, 7 French, 3 Wimbledon, 6 US Open)生涯グランドスラム達成

ツアー勝利:157勝

シングルス1位通算在位

生涯獲得賞金:$8,895,195

現在の活動:フロリダ在住。

3. マルチナ・ナブラチロワ/Martina Navratilova(CZE)

Martina Navratilova, ナブラチロワ

WTAツアーの最多優勝記録、ウィンブルドン単独最多9勝

選手プロフィール:ライバルであるクリス・エバートとは数々の名勝負を繰り広げたチェコの名選手。全盛期の1983年から84年にかけては四大大会6連勝という圧倒的な強さを見せ付け、生涯グランドスラムを達成。

長期に渡り一線で活躍しており、シングルスは1994年で引退したが、この年のウィンブルドンでは38歳前という現在のフェデラー以上の高齢で決勝に進出している。

ダブルスは、2000年に現役復帰。復帰後の女子ダブルスでは四大大会優勝は無かったが、2003年全米オープンで準優勝があった。混合ダブルスでは2003年に全豪オープンとウィンブルドン、2006年に全米オープンで優勝しており、この全豪オープンでの優勝によりオープン化後初のボックスセットを達成。

四大大会成績:18 ( 3 Australian, 2 French, 9 Wimbledon, 4 US Open)生涯グランドスラム達成

ツアー勝利:167勝

シングルス1位通算在位:在位332週

生涯獲得賞金:$21,626,089

現在の活動:ナブラチロワは数々の政治運動や社会運動に積極的に関わっている。レズビアンをカミングアウトしており、2014年全米オープンで、錦織圭がノバク・ジョコビッチを破った男子シングルス準決勝後に、大型モニターを使って求婚し、観衆から大歓声を浴びた。フロリダ州サラソタ在住。

2. セリーナ・ウィリアムズ/Serena Williams(USA)

Serena Williams

現代のテニス女王。男女を通じてシングルス・ダブルスともに「キャリア・ゴールデンスラム」を達成した唯一の選手

選手プロフィール:17歳で全米オープン初優勝、2002年から03年にかけ4大大会を連続で制するなど、 21歳にして女子テニス界の頂点に。その後、数々の記録を打ちたて続け、男子女子テニス界を通じて唯一無二であるシングルス&ダブルルス両方でのキャリアゴールデンスラムを達成した。30歳を過ぎてなお、女子テニス界最強の実力を示している女王。

四大大会成績:22 (6 Australian, 3 French, 7 Wimbledon, 6 US Ope)生涯グランドスラム達成

ツアー勝利:71 勝

シングルス1位通算在位

生涯獲得賞金:$77,564,981

現在の活動:2016年現在も女子テニス界のトップとして活躍。全豪、全仏と準優勝に終わるが、ウィンブルドンで2連覇を達成。S・グラフに並ぶ4大大会「22勝」目を上げた。フロリダのパームビーチガーデン在住。

1. シュテフィ・グラフ/Steffi Graf(GER)

Steffi-Graf, グラフ

年間キャリアゴールデンスラムを達成した唯一の選手

選手プロフィール: 女子テニスで1980~90年代、幾多の偉業を成し遂げたドイツのレジェンド。テニス4大大会の全てに加え、オリンピックを制するゴールデン・スラムをわずか1年間のうち達成したのは、男女を通じてグラフだけ。グラフが後世に渡って史上最強の評価を受ける最大の所以である。ドイツの女子スポーツ選手で、最も成功した選手。

四大大会成績:22 (4 Australian, 6 French, 7 Wimbledon, 5 US Open)、生涯グランドスラム(ソウル五輪で金メダルを獲り、キャリアゴールデンスラム達成)

ツアー勝利:107勝

シングルス1位通算在位:377週(7年以上)

生涯獲得賞金:$21,891,306

現在の活動:2001年に米国のスター選手アンドレ・アガシと結婚し、現在アガシの生まれた街ラスベガスで、二人の子供と暮らしている。高級時計ロンジンのアンバサダーも務めている。また、子供たちへの暴力の撲滅を目指すチャリティープロジェクト「チルドレン ・フォー・トゥモロー財団」を運営している。

解説者としての現場復帰が望まれるも「テニスでは、すべてをやり遂げた達成感があるし、私の人生では家族が最優先だから」とコメントしており、現在グラフをコート上で見られるのはチャリティーイベントのみである。

 

 

参照元:Top 10 Greatest Women’s Tennis Players of All Time(英語)

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3 件のコメント

    • グラフ大好きさん

      素晴らしいご指摘、感謝いたします。
      おっしゃる通りで、うっかり間違えておりました。
      マレーバとの対戦中に、宿敵グラフの大ファンの暴漢に襲われたのが事実です。
      早速修正しております。
      これからもご指摘があれば宜しくお願いします。

      Tennisfan.xyz編集部

  • 通りすがりですが、指摘せずに居られず。

    クリス・エバートの紹介部分、
    ボックスセットの定義が違います。

    4大大会でシングルス、ダブルス、混合ダブルス
    全てで優勝する、がボックスセット。
    4大大会で2回優勝するのは
    単にダブルグランドスラムでしょう。

    という訳で、クリス・エバートは
    ボックスセット達成者ではありません。
    達成者は、
    ドリス・ハート、
    マーガレット・スミス・コート
    マルチナ・ナブラチロワ の3人だけのはずです。
    ちなみに男子に達成者はいませんね。

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