フェデラー物語【第8章】試合中に相手を慰める優しさ『君はこれから良くなるよ』

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ロジャーは試合中に僕のところへ来て『君はこれから良くなるよ』と慰めてくれた。

小さな悪魔と呼ばれたロジャーは試合で劣勢になると、怒りだしたり、悔しがったりして泣いていたが、優しい一面も持ち合わせていました。

デビスカップのスイスチームメイで親友のマルコ・キューディネリは、公式戦で初めて対戦した時のことをインタビューで語っています。

「あれは8歳か9歳の時だった。ロジャーは超がつくほどの負けず嫌いだったか、僕も同じだった。6ゲームが終わるころ、ロジャーの方がかなりリードしていたので、僕は泣き出してしまった。そうすると、エンドチェンジの時に彼が僕のところへ来て『君はこれから良くなるよ』と慰めてくれたんだ。

そしたら、本当に巻き返し、5ゲーム後にが僕がリードしていた。すると、今後はロジャーが泣き始めたんだ。今度は僕がロジャーのところへ行って、『大丈夫だよ』って慰めたんだ。

結局、試合はロジャーの逆転勝ちだったけどね。今振り返っても、とても懐かしいな。僕達は本当の友達だったんだ」-マルコ・キューディネリ

第9章へつづく

フェデラー物語【第9章】全国大会で優勝するも「ロジャーが世界一なんて...誰も想像できなかった」

2017.04.25