フェデラー物語【第7章】敗けたらラケットを投げ、喚き、罵った。

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ラケットを投げたり、喚き散らしたり、相手を罵ったと、大の負けず嫌い

ロジャーははしゃぎすぎて、かんしゃくもよく起こしていました。

当時のコーチだった一人が、「コート上の小悪魔」と呼んでいた通り、ロジャーはラケットを投げたり、喚き散らしたり、相手を罵ったと、大の負けず嫌いでした。

11歳の時にはひどい試合がありました。女子トップ10に入ったパティ・シュナイダーの弟であるダニー・シュナイダーは、ロジャーの最初の強敵で、地元バーゼルの大会でよく対戦していました。

ある年、2人はバーゼル・ジュニア選手権の決勝で対戦。当時、12歳以下のグループではシュナイダーがスイスナンバーワンで、ロジャーはナンバーツーでした。

「2人は試合中にラケットを投げ、互いに罵りあい、警告を受けていた。全くもって酷い試合だったが、観てる分にはたのしかった」-トーマス・ウィルツ

「よく相手に『まぐれ!』と言っていたので、『やめなさい。素晴らしいプレーができるのは、キミだけじゃないんだから』って何度か注意したわ」-マドレーヌ・ベールロッヒャー

ロジャーはとにかく根っからの負けず嫌い。今の上品なスタイルからは到底想像がつきませんが、プロに転向したばかりの頃は、アンドレ・アガシ、レイトン・ヒューイット、ダビド・ナルバンディアンらによく負かされていましたが、感情をコントロールできず、少年時代と変わらぬ態度をとって相手を罵ったりしていました。

第8章へつづく

フェデラー物語【第8章】試合中に相手を慰める優しさ『君はこれから良くなるよ』

2017.04.25