フェデラー物語【第6章】口癖は『僕は世界ナンバーワンになるんだ』

テニスコートでは常に仲間とふざけていた

「ロジャーは楽しいことが大好きな無邪気な悪魔」と言われていましたが、実際のところ彼自身に悪意はなく、ただただ遊びココロに満ちていただだけでした。

バーゼルにある別のクラブで団体戦に出場した時、全員が同時にプレーするだけのコートがなかったため、長い待ち時間がありました。しかし、やっとコートが空いた時、既にロジャーの姿はありませんでした。木に登ってクラブの様子を見下ろし、いつ見つかるのか眺めていました。

友人のマルコ・キューティネリと一緒になると、さらにイタズラに熱中。

マルコ・キューティネリ
キューティネリは自己最高52位を記録、2014年にデビスカップで優勝した時のチームメイト。

2人ともバーゼル郊外の同地区に家があり、2人はよく待ち合わせて自転車でオールドボーズクラブ通い、練習ふぁ終わればまた2人一緒に帰っていました。

「ロジャーとはよく一緒にスポーツを楽しんだよ。テニスではいつも敗けていたけど、他のスポーツはいい勝負だった。スカッシュコードで、テニスラケットとスカッシュボールを使って、よくプレーした。あれは本当に危険だったよ。」-キューディネリ

「ロジャーは楽しいことが大好きな悪魔だ。彼がいると、いつも退屈する暇が無かった。キューティネリと彼は同年の親友で、クラブで共に大きくなった。2人が一緒になると、クレイジーなギャングのようで、テニスクラブの和やかな雰囲気は吹っ飛んだよ。」-ニキ・フォン・ヴァリ

特に、練習時間は大変だった、僕達は練習中によくふざけていた。すぐに空きて、おしゃべりばかりしていた。落ち着きが無くて、ラケットを振り回し、危ないことばかりしていたよ。おかげで、しょっちゅう走らされたり、家に帰らされたりしていた。コーチのピーター・カーターはいつも僕達に手を焼いていたよ」-キューディネリ

 

『僕は世界ナンバーワンになるんだ』が口癖

チームメイトのベールロッヒャーは当時ロジャーの将来を暗示するようなことに気付いていました。

「ロジャーは友人たちとよく騒いでいたけど。いつも『僕は世界ナンバーワンになるんだ』と言っていたわ。豪華イベントなスマッシュを決めると、『このショットでウィンブルドンで優勝するんだ』と言ってね。まあ、本気でなかったでしょうし、他の同年代の子たちもそう言っていたけど、ロジャーの場合は口癖みたいなものだったわ。」-ベールロッヒャー

 

第7章へつづく

フェデラー物語【第7章】敗けたらラケットを投げ、喚き、罵った。

2017.04.25