フェデラーショックの弊害。ジョコビッチVSマレーの試合がつまらない5つの理由【コラム】

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男子テニス界のNo.1のノバク・ジョコビッチとNo.2アンディー・マレーの頂上決戦がビッグトーナメント決勝で定番となってきました。2016年だけでも、全豪オープン、マドリード、ローマ、全仏オープン四大大会やマスターズで2人の対決が続いています。

一方で、かつての頂上決戦といえば、ロジャー・フェデラーとラファエル・ナダルが9年もの間テニス界を支配しており、世界中のテニスファンが2人の対決を楽しみに観戦しました。

 

じゃあ、現在の”ジョコビッチVSマレー”の頂上決戦をファンはどう思っているのでしょう?残念ながら、2人の試合は”つまらない”といった声が多くあがっています。

 

(ジョコビッチとマレーの対戦)見ててクッソつまらん
逆にフェデラーが人気ある理由もわかったわ気がするわ

 ジョコビッチVSマレーを、別にどうでもいいのに、早く終わることを期待して観てて、結局時間すぎるやーつ

今回は、ジョコビッチとマレーの試合が退屈だと感じてしまう5つの理由を紹介します。

 

その1. ロジャー・フェデラーのテニスが最高すぎた?

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長きに渡るテニスの歴史において、”史上最高の選手“と評され、”最もファンに愛さた選手“がスイスのロジャー・フェデラーです。キャリアの初期は抜群のポテンシャルを感じさせるダイナミクなプレーだったものの、精神をコントロールできずしばしば気性を荒げ自滅する選手でした。

進化を遂げたフェデラーは、2003年から今日に至るまでの13年間で殆どすべての主要タイトルは総ナメにし、4大大会に至っては史上最多の17回を誇ります。そして、そのプレースタイルは流れるような美しいフォーム、攻撃力抜群の強烈なフォアハンド、誰も真似できないスーパーショットの連続…フェデラーのエレガントでエキサイティングなテニスは、プロアマを問わずすべてのテニスファンが憧れます。

また、コート内外でのスポーツマンシップやチャリティー活動など、その人間性がフェデラー自身をテニス史上類を見ないほどのスーパースターへとのし上げ、競技の枠を超えて世界中の人々に愛される存在です。

間違いなく”近代テニスの最高傑作“と呼ぶに相応しい選手です。

 

その2. 最強のライバル、ラファエル・ナダルの存在

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全盛期を謳歌するフェデラーの前に彗星のごとく突如現れたライバルが、スペインのラファエル・ナダルでした。2004年のデビューから1年たらずで、マスターズを制しTOP10に上り詰め、全仏を制しフェデラーを脅かす存在として世の中に認められました。

それから、ナダルは着実に力をつけ、クレーだけではなく、ハードや芝でもフェデラーに競り勝つまでに成長。2008年のウィンブルドン決勝、5時間の死闘を繰り広げナダルが悲願の全英タイトルを飾った試合はファンの脳裏に焼き付いて離れることはないでしょう。

プレースタイルもキャラクターも対極的な2人でしたが、常にお互いを尊重しあい、スポーツマンシップ溢れる素晴らしい試合を演じ続けた関係性は、”美しきライバル関係“まで称されたほどです。

これほどにまで”絵になるライバル関係”は…、もう無いのかも?と思てしまうほどです。

 

その3. ジョコビッチとマレーのプレースタイルが似ている

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ジョコビッチとマレーはともに、右利きのアグレッシブベースライナーです。双方ともにベースラインに陣取り、ストロークで試合を組み立てて、カウンターで攻めるのが基本戦術です。その他、サーブ、ボレー、フォアハンドと同じレベルで強打できる世界最高峰の両手バックハンドなど完成度が高い選手です。

ただし、この素晴らしい2人の選手の試合は、プレースタイルが似ているからこそ、観ていて退屈な部分があるのかもしれません。フェデラーVSナダルのような対極的なプレーの激突の方が、魅了されるファンは多いのかもしれません。

 

その4. 2人との試合はディフェンシブで展開が長い

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ベースラインで守りのストロークから組み立てていくジョコビッチVSマレーの試合は、1ポイントを取るための”ラリーが長い“傾向にあります。また、ディフェンシブな2人の試合は、フェデラー(時折、錦織圭も)が魅せる誰も想像できないような”ワンダフルな展開“は少ないのも事実です。

 

その5. 圧倒的なスター性の差

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フェデラー、ナダル、ジョコビッチ、マレーらのTOPランカーは合わせて”Big4“と呼ばれています。中でも、マレーを除く3人は実績や実力は拮抗していますが、人気には開きがあります。

試合会場の雰囲気から分かる通り、フェデラーはスイスを母国としながらも、全豪、全仏、全英、全米そして世界中どの国、どのサーフェスでも絶大な人気を誇ります。現在、圧倒的な強さでツアーを支配するジョコビッチを相手にした4大大会の決勝戦であっても、”フェデラーはヒーローに、ジョコビッチはヴィランといった善悪の構図“が自然と出来上がってしまうほどです。

2015年のスポンサー収入の金額でもフェデラーが断トツの69億、だいぶ開いてジョコビッチが37億、ナダルが31億、マレーが19億と続いています。その他、華やでインパクトが強いルックスのフェデラー、ナダルに比べると、ジョコビッチとマレーはやや”地味な印象“を受けてしまいます。

 

まとめ

ジョコビッチもマレーもテニス史に名を残す素晴らしい選手である事は明白で、ジョコビッチにいたっては史上最多のグランドスラムタイトル数を狙える偉大な選手です。しかし、フェデラーやナダルの輝きが強すぎて、この2名はあるべき評価を受けれていないのかもしれません。

これが所謂”フェデラーショック“なのです。

 

 

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