「テニスの未来」アレクサンダー・ズベレフ 【Wiki】

アレクサンダー・ズベレフ_Alexander "Sascha" Zverev,

1. アレクサンダー・ズベレフ プロフィール

アレキサンダー・ズベレフ-テニス-イケメン

20歳にしてナダルに「将来世界1位にも成り得る選手」と言わしめた圧倒的なポテンシャルを持つ

アレクサンダー・”サーシャ”・ズベレフは, 1997年4月20日生まれのドイツ(ハンブルグ)出身のプロテニス選手。

20歳で、23歳以下の注目若手選手5人のうちのひとり。世界的にサーシャという愛称で知られています。モナコに在住しながら、故郷のハンブルグとアメリカ(フロリダ)を第2の活動拠点としてツアーを回っています。

20歳にしてマスターズ1000のタイトルホルダーとなり、近い将来「BIG4」の次なる主役を担いそうな勢いで次代の覇権争いの筆頭として注目を集める選手です。また、198cmの長身と爽やかなルックスから、ファンの間では”テニスの王子様” “テニス界の貴公子”とも呼ばれ、イケメンテニス選手としても人気。

家族とはロシア語で話し、フロリダのサドルバック・テニス・アカデミーでトレーニングを積んだことで、アメリカ英語を操ります。趣味はゴルフとバスケットボール。特にバスケは熱狂的なファンでマイアミ・ヒートのサポーター。テニスではロジャー・フェデラーをロールモデルとしながら育ちました。

ツアー選手の中では特に、ニック・キリオス、ドミニク・ティエムと親しくし、ノバク・ジョコビッチとの交流もあります。

家族

両親共にソ連のプロテニス選手。父親のアレクサンダー・ズベレフはかつてトップ200に入ったツアー選手。兄のミーシャ・ズベレフは29歳で、キャリアハイランキングは2017年7月の25位。

コーチ

2017年、ジョコビッチの前コーチのボリス・ベッカーにコーチを打診を検討するも、現状ではコーチ料金を支払うことが難しいとし断念。長らくコーチは父親や同じプロ選手の兄が務めていましたが、7月より元世界1位のカルロス・モヤをコーチに迎えています。

 

 

2. プレースタイル・強み

アレクサンダー・ズベレフ_プレースタイル

両サイドで危険なショットを打て、リーチが長く、ビッグサーブを持ち、コートで存在感がある

プレースタイル:全てをハイレベルに熟すアグレッシブベースライナー

強烈なサービスとバックハンドを軸に、全てのプレーをハイレベルでこなす弱点の少ないアグレッシブベースライナー。独特のタッチ感覚を持っていて、打ち出されるボールには伸びがあります。視野も広くショットセレクションの良さで相手を追い込む頭脳的なプレーを見せています。

強み1. ビッグサーブ

高い打点から撃ち落ろす220km/h以上のビッグサーブを中心としながら、ワイドへサイドラインの外へ逃げるサーブ等、ファーストサーブから強弱、コース、ボールの回転を使い分けバリエーションを付けています。

強み2. バックハンドストローク

教科書的な無理のないフォームで全体的に脱力しており、ラケットのしなりや反発力を十分に生かした、やわらかいフォームが特徴です。コントロールも正確で、ボールを狙った方向にしっかりと打ち分ける能力に優れています。スタンスを広く、フォロースルーでラケットが大きく前に振り出されている点も特徴的。

強み3. 全てを兼ね備えたバランス〜完成度の高さと安定感〜

198cmの長身でありながら、運動神経良く、機敏な動きでボールに追いつきます。また、以前より筋肉が付き、体幹が強くなった事で非常にバランスのいい体格をしています。そのテニスは平凡な技術のレベルが全て高いという秀才タイプ。

一方で、良く言えば圧倒的なバランス感、悪く言えば特徴が無い。華のあるキャラクター性の反面、多彩なフェデラーやスピンのナダルらなど、代名詞を持つ選手に比べると、エンターテイメント的に少し見劣りします。

強み4. メンタルの成熟度

若い頃から兄ミーシャのツアーに帯同していたこともあり、若さからくる雑さや気分屋的な部分も見受けられません。20歳ながらにして、王者の風格を纏い、立ち姿にも気品を感じます。ダイナミックなプレーだけはなく、粘り強くボールを拾い続ける我慢強さ、そして随所で頭脳的なプレーも光ります。

ミーシャは18~20歳でスタートした。サーシャは8~10歳でだ。サーシャはハンブルクのトーナメントについて、掌を指すように知ることができた。経験は買うことができないものだ。彼はそこにいて、ロッカールームでガストン・ガウディオやその他の選手を見ていた。そして突然17歳になって、どのロッカーが良くて、その理由も正確に知っている。彼が17歳にして26歳であるのは、彼が兄と一緒に既に経験していたからだ」-ズベレフ兄弟のエージェント

 

3. キャリアストーリー

■2013年

アレクサンダー・ズベレフ_2013

全仏ジュニアオープン2013準優勝

2013年には全豪オープン・ジュニアを制するなどしてジュニアの世界で注目を集めます。そのままプロ転向。

世界ジュニアランク1位(2013年10月)を達成し、世界ランク809位で終えます。

■2013年ツアー成績
  • 全仏ジュニアオープン:準優勝
  • ウィンブルドンジュニア:3回戦敗退
  • 全米オープンジュニア:ベスト4

■2014年

アレクサンダー・ズベレフ_2014

全豪ジュニアオープン2014優勝

全豪オープンジュニアで優勝。2度目の世界ジュニアランク1位(2014年6月)。そして、ATPチャレンジャーでトップ100の選手を3人倒して優勝。世界ランク136位でシーズン終了。

■2014年ツアー成績

  • 1月 全豪オープンジュニア:優勝
  • 8月 ウェスタン&サザーン・オープン:(予選)1回戦敗退
  • 8月 全米オープン:(予選)2回戦敗退

■2015年

トップ100にランクインし、その中で一番若い選手として注目を集めます。そして、2015年の好成績を評価され「ATPスター・オブ・トゥモロー」に選出されます。マイアミ・マスターズではマスターズ1000レベルの大会で初めて勝利、ツアーレベルの大会では14勝をあげました。世界ランク83位でシーズン終了。
■2015年ツアー成績
  • 1月 全豪オープン:(予選)1回戦敗退
  • 2月 BNPパリバ・オープン:(予選)1回戦敗退
  • 3月 マイアミ・オープン:(本線)2回戦敗退
  • 5月 全仏オープン:(予選)2回戦敗退
  • 6月 ウィンブルドン:(本戦)2回戦敗退
  • 8月 ウェスタン&サザーン・オープン:(予選)1回戦敗退
  • 9月 全米オープン:(本戦)2回戦敗退

■2016年

アレクサンダー・ズベレフ_2016

ゲリー・ウェバー・オープンでは準決勝でフェデラーを破り、決勝に進出。9月のサンクトペテルブルク・オープンで今季3度目の決勝し、全米オープンを制したスタン・ワウリンカに6-2, 3-6, 7-5で勝利し、ATPツアー初優勝を果たします。10代でのツアー優勝は2008年のマリン・チリッチ以来の記録。世界ランク24位でシーズン終了。

■2016年ツアー成績

  • 1月 全豪オープン:初戦敗退
  • 3月 BNPパリバ・オープン(MS1000):4回戦敗退
  • 3月 マイアミ・オープン(MS1000):2回戦敗退
  • 5月 全仏オープン:3回戦敗退
  • 5月 ニース・オープン:準優勝
  • 6月 ゲリーウェバー・オープン:準優勝
  • 6月 ウィンブルドン:3回戦敗退
  • 8月 ロジャーズ・カップ(MS1000):初戦敗退
  • 8月 シンシナティ・マスターズ(MS1000):初戦敗退
  • 9月 全米オープン:2回戦敗退
  • 9月 サンクト・ペテルブルグ・オープン(ATP250):優勝(VS S・ワウリンカ)
  • 10月 上海マスターズ(MS1000):3回戦敗退

■2017年

アレクサンダー・ズベレフ_2017

BNLイタリア国際2017でマスターズ初優勝

BNLイタリア国際(ローママスターズ)では第16シードながら、決勝まで勝ち進み、世界ランク2位(当時)のジョコビッチをストレートで下し、マスターズ大会初優勝を飾りました。ナダルが20歳で優勝して以来の最年少のローマ大会優勝、また1990年代生まれ初のマスターズ優勝者誕生となりました。

5月22日発表の世界ランキングでは、自身初トップ10入りとなる10位へ浮上。7月に元世界ランク1位のJ.C.フェレーロを新コーチに迎え、新体制で早速シティ・オープン、ロジャーズ・カップ(カナダマスターズ)でたて続けに優勝。8月現在、今季5勝(うちマスターズ2勝)をあげ、世界ランク8位

■2017年ツアー成績

  • 1月 ホップマン・カップ:フェデラーに勝利
  • 1月 全豪オープン:3回戦敗退
  • 2月 南フランスオープン(ATP250):優勝(VS R・ガスケ)
  • 2月 ABNアムロ世界テニス・トーナメント(ATP500):初戦敗退
  • 2月 オープン13・マルセイユ(ATP250):初戦敗退
  • 3月 BNPパリバ・オープン(MS1000):3回戦敗退
  • 3月 マイアミ・オープン(MS1000):ベスト8
  • 4月 モンテカルロ・オープン(MS1000):3回戦敗退
  • 4月 BMWオープン(ATP250):優勝(Vs R・ガスケ)
  • 5月 BNLイタリア国際(MS1000):優勝(VS N・ジョコビッチ)
  • 5月 マドリード・オープン(MS1000):ベスト8
  • 5月 全仏オープン:1回戦敗退
  • 6月 ゲリー・ウェバー・オープン(ATP500):準優勝
  • 6月 ウィンブルドン:4回戦敗退
  • 7月 シティ・オープン(ATP500):優勝(VS K・アンダーソン)
  • 8月 ロジャーズ・カップ(MS1000):優勝(VS R・フェデラー)
  • 8月:W&Sオープン(MS1000):
  • 8月 全米オープン:

 

4. テニスギア

  • ラケット:HEAD GrapheneXT SPEED MP LTD
  • ウェア:アディダス

アレクサンダー・ズベレフのスポンサーと契約金額|テニスの未来争奪戦

2017.08.12

5. テニス界からのコメント・評価

君はテニスの未来だ。もっとも、すでにトップレベルにいるけどね」-S・ワウリンカ(2016 サンクトペテルブルク・オープン)

ズベレフはこのようにプレーし続ければ、とても明るい未来が待っている。」-N・ジョコビッチ

将来世界1位にも成り得る選手」-R・ナダル

彼は素晴らしい選手です。全てを兼ね備えています。身体能力も高く、身長も大きくファーストサーブもセカンドサーブもとても良いものを持っています。ベースラインからはフォアハンドもバックハンドも素晴らしいショットを持っています。ビッグスターになるための全てを持っているのです。」-R・ナダル

正直に言って、彼の全てが印象的だ。両サイドで危険なショットを打て、リーチが長く、ビッグサーブを持ち、コートで存在感がある。ムーヴメントも素晴らしい。 彼の技術は誰にもひけをとらない。コート前面やネット前でのプレーを磨く必要はあるかもしれないが。GSで複数回優勝できるかもしれない」-P・マッケンロー(ESPN解説者)

いくつかの理由で、ズベレフのほうがキリオスより伸びしろがあると思う。全ての技術において優れている。精神面も、コンディションも、より先を見据えている。とはいえキリオスのプレーや振舞いが好きだ。見た目よりずっと落ち着いているよ」-P・マッケンロー(ESPN解説者)

マスターズ初優勝を飾ったサーシャ(ズベレフ)を祝福したい。彼はチャンピオンに値する。素晴らしいプレーをした。彼のバックハンドは早いし安定しており、ミスも少なくサーブも強烈だった。今日の彼は完璧なテニスをしていた」-N・ジョコビッチ(2017 BNLイタリア国際決勝後)

 

今後は同じU23世代で既に世界ランク7位まで上り詰めたドミニク・ティエムとの新世代ライバル関係にも注目が集まります。どちらがBIG4の次世代を担うナンバーワンとなるのか。

テニス用品を買うなら【テニス365】

シェアして日本のテニスを盛り上げよう!

新刊発売『ナダルノート すべては訓練次第』


 
2017年6月1日発売!
 
「本書の中にある教訓は、私を導いてくれたようにきっとあなたにも役立つものだ」―ラファエル・ナダル
 
世界中のファンを虜にする魅力あふれるプレーヤー、ラファエル・ナダル。決して特別な子ではなかったラファが世界トップに君臨し続けるまで成長できたのはなぜか?
 
「本物の才能とは、学び続けることができていつまでも自らの限界を引き上げられることだ」―トニー・ナダル

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です